藤井隆行の視点。私的傑作批評 Vol.15
2021.06.22
LEISURE

ベッドをやめて寝袋生活もアリ!? 藤井隆行が「家でも使いたい」スリーピングバッグ

「藤井隆行の視点。私的傑作批評」とは……

コロナ禍で、モノを買うことに消極的なムードが漂っていたと思うのですが、アウトドアブランドはどうやら好調のようです。

確かに僕もキャンプギアが気になっていて、そんななか見つけたのがこの寝袋。RAB(ラブ)というイギリスのブランドで、アルパイン登山用の高機能なダウンやシュラフを作っています。

ベッドをやめてシュラフで生活!? 藤井隆行が「山でも家でも使いたい」と語るスリーピングバッグ

葉山に引っ越す前は自然を求めてよくキャンプに行っていたのですが、その頃はシュラフにあまりこだわりはなかった。が、これを実際にキャンプで使ってみたら、もう暖かいというより暑いくらい。冬山でも使用できるレベルです。

これだけダウンをたっぷり使っているのに、コンパクトにたためて小さなバッグに収まってしまうのも驚き。しかも、イギリスらしい色合いや生地の風合い、ロゴの位置など、一つひとつがさりげなくおしゃれ。

スノーボードに行ったときに車中泊をするにもいいし、防災用に備えておいてもいいかもしれないですね。

9万3500円/ラブ(ランドアール info@landr.life)

「ラブ」のシュラフ
山岳マラソンランナーやアルピニストも愛用する高機能シュラフ「ミシック ウルトラ 360」。超軽量ナイロン素材を使用、裏地は熱イオンライニングテクノロジーで繊維をチタンコーティングしているため、通気性を損ねず暖かさを確保する。900フィルパワーのグースダウンを封入し、重さはわずか606g。

以前プロジェクターを紹介したときに、“発想の転換”というような話をしました。思い切ってテレビをやめてプロジェクターを購入したら、だらだらテレビを見ることがなくなったし、インテリアもスッキリしたという話。

その考え方でいくなら、このシュラフを買って、いっそベッドをやめるというのもあり? 何かをあきらめて、代わりに快適さを優先させるという生き方だってあるかもしれない。これなら、出しっ放しにしてもサマになります。

キャンプが流行ってきたおかげで、シュラフだけじゃなくキャンプで使うテーブルや椅子などもデザインが良くなって、もはや外と中を分ける必要がないような気がしています。いろいろな価値観の物差しが変わってきているのだから、固定観念を捨てて、山でも海でも家でも使えるオールマイティでおしゃれなギアを見つける楽しみもあるのではないでしょうか?

バーベキューコンロだって家のテラスで使えばまた楽しいし、子供が小さかったら庭にテントを張ったら盛り上がるはず。外だろうと家だろうと場所を選ばず使いたくなる、それがきっといいモノなんですね。

[藤井隆行 プロフィール]
東京を代表するブランド「ノンネイティブ」のデザイナーで、ファッションからライフスタイルまで一貫したこだわりを持つ。「サーフィンはやりませんが、せっかく海の近くに住んでいるので釣りを始めようかと思い、アブガルシアの釣具セットを購入」。

「藤井隆行の視点。私的傑作批評」とは……
世の中のありとあらゆるプロダクツから、「ノンネイティブ」藤井隆行さんが独自のセンスと審美眼でモノをセレクト。デザインとは? 実用性とは? 買い物の醍醐味とは? ブランド名や巷の情報に惑わされず、本当に自分に必要なモノと出会う方法を指南。
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竹内一将(STUH)=写真 町田あゆみ=文

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