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2021.05.20

あそぶ

クリスタルのプロ「スワロフスキー」が最高峰の双眼鏡を作ってるって知ってた?

唐突で恐縮だが、日常生活において「双眼鏡があれば……」というシーンはままある。スマホで撮影したあと、ピンチアウトして確認した経験はないだろうか?
スワロフスキーといえば真っ先にクリスタルガラスが思い浮かぶ。そのクリスタルガラスから得た研磨技術をレンズへと応用した双眼鏡もまた、その筋では最高峰として知られている。
クリスタルのプロ「スワロフスキー」が最高峰の双眼鏡を作ってるって、知ってた?
「NL ピュア 12×42」名機「ELシリーズ」から本体設計を一新。鏡筒そのものを手に馴染むフォルムへとブラッシュアップされている。※ヘッドレストは別売り Height 71mm、Width 158mm、Depth 131mm 48万4000円/スワロフスキー オプティック(ハクバ写真産業 0568-85-0898)
「NLシリーズ」は、ネイチャーガイドをはじめ、地質調査や海洋研究などのプロフェッショナルが信頼を寄せる名機「ELシリーズ」を超える、20年ぶりの新モデルだ。
従来よりもレンズを通して見える実視界が広くなったため、山はもちろん、キャンプでのひとときや海での波チェックにも活用しやすくなっている。
ヒップバッグ型のケースと簡易的なメンテナンスキットが付属するので、臆せず使い倒せる。
本体はコーポレートカラーのグリーンをまとったラバーで、ひと目でスワロフスキーのものとわかる美しいデザインが特徴。フィールドで自然に溶け込むための色みであり、同じ目的を持つミリタリーカラーと同義なので、男心を絶妙にくすぐってくる。おまけに10年保証付き。
機械式時計のような精密機器であり、まごうことなき一生モノだ。いつの日か傑作時計を息子に譲るように、アウトドアへの親しみを次世代に引き継いでいくという付き合い方だってアリだろう。

先の見えない時代だけど、これを手にしていれば、キラキラと光る新しい発見に出会うチャンスは間違いなく増えるだろう。ふたつの目を通して何を“視る”かで、世界の美しさはまったく違って感じられる。
目先に追われてつい忘れがちな、でも当たり前でもあるこの真実を再認識させてくれるはずだ。
 
礒村真介(100miler)=文


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