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2020.12.31

あそぶ

初心者ランナーが“次”に履くべきニューバランスのランシューはコレだ!

「勝手に履いて“RUN”キング」とは……
前回の「FRESH FOAM BEACON」に引き続き、今回も抜群の履き心地を提供するニューバランスにフォーカス。
ファッションとしてのニューバランスは持っているけれど、ランニングシューズとしては履いたことがない……そんなランナーたちのために、ランニングメディアの編集長も務める南井正弘さんに試し履きしてもらった!
南井正弘●フリーライター。主にプロダクト担当としてスポーツブランドで10年間勤務後、ライターに転身。スポーツシューズ&アパレルやスニーカー分野への造詣が深く、ランニングギアマガジン及びポータルサイト「Runners Pulse」の編集長も務める。フルマラソンのベストタイムは3時間52分00秒。
 

怪我を防ぎながら、スピードを強化したいランナー向け

今回レビューする「FuelCell PRISM」は、弾みのある履き味で滑らかな走りを実現する一足。これが“脱・初心者”にぴったりなのだと言う。
「FuelCell PRISM M BW」1万3200円/ニューバランス(ニューバランス ジャパン 0120-85-0997)
「そろそろレースとかに出てみようかなというレベルの人に丁度いいですね。なぜかというと、足をしっかり守りつつ、スピードも出せる靴なんです。
土踏まずの少し後ろの三角形の部分だけ硬くなっているのですが、これがメディアルポストといって、オーバープロネーションを防いでくれるんです。要するに着地が傾かない設計になっています」(南井さん ※以下すべて)。
初心者に多い“着地の際に足が傾く”クセを「オーバープロネーション」といい、これがケガの原因になる。高硬度のメディアルポストを配置し、アッパーのサドルサポートを加えたことで走行時の安定性を確保した「FuelCell PRISM」は、オーバープロネーションの人も向いた設計となっているのだ。
「FuelCell PRISM M BW」1万3200円/ニューバランス(ニューバランス ジャパン 0120-85-0997)
「値段も1万3200円でリーズナブル。エントリーモデルとそんなに変わらないプライスレンジで中~上級者にも履きこなせるところがありがたいですよね」(南井さん)。
ランニングの楽しさに目覚めたり、大会出場を目標にしはじめると、ついつい気合いが入ってしまい、急にトレーニングの強度を上げてしまいがち。まだフォームが安定していないうちに、ケガをするのも防げて、手を出しやすい価格帯というのは魅力的だ。
「どちらかというとニューバランスって、快適性を売りにしている印象で、実際にそういったモデルも多い。ただ、これに関しては、機能面でも”攻め”の靴なんですよね。良い意味でニューバランスらしくない。ロゴも、定番のサイド配置ではなく、フロントにNBが入るシャープなデザインですし」。
「FuelCell PRISM M BW」1万3200円/ニューバランス(ニューバランス ジャパン 0120-85-0997)
ファッションシーンで愛されるほっこりとしたレトロさとは正反対のスタイリッシュさがあるように思える。それでいて、豊富なカラーバリエーションもうれしい。デイリーユースも可能で、ミニマルなスタイリングにマッチしそうだ。
 

本格的にランにハマった脱初心者のための一足

ニューバランスの印象を変えるアグレッシブなランニングシューズ「FuelCell PRISM」は、確かに脱初心者の次なる一足として最適な要素を備えていた。中級ランナーの良き相棒となってくれるだろう。
 
[問い合わせ]
ニューバランス ジャパン 
0120-85-0997
「勝手に履いて“RUN”キング」とは……
テクノロジーの進化の賜物か、ランニングシューズの日進月歩が止まらない。どれもこれも良さそうだが、つい目移りして何を買っていいのやら……ってアナタのために、話題のモデルを履いて検証!
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市川明治=写真 ニッセン シュウ=取材・文


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