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2020.09.28

あそぶ

エピックな瞬間を再び。プロサーフツアーの日本開催を担う「丸井プロ」

約40年前の1981年、日本のサーフィン史に残る出来事が起きた。世界最高峰のプロツアーの1戦が日本で開催されたのだ。
名称は「丸井プロ」。スポンサーは首都圏にファッションビルを展開する企業の「丸井」だった。以降、同社はスポンサーとして20年近く世界最高峰のサーファーを日本へ連れてきた。
丸井パイプラインマスターズ
また、日本の選手が世界に挑戦する橋渡しもした。ハワイ・オアフ島のサーフィンの聖地、パイプラインで開催される大会のスポンサーもし、日本人選手に戦う機会を提供したのだ。
現在、世界最高峰のサーファーがこぞって日本に戦いに来る機会はない。だが年間の世界王者を決めるチャンピオンシップツアー(CT)は、来季から全10戦によるレギュラーシーズンと、そこで5位までに入った選手によるポストシーズン「The WSL Finals」によって王者を決めることにした。
開催は日本のハイシーズンの9月。会場は未定。要はスポンサー次第なのだが、はたして。
memo
「丸井」は1981年から18年間、千葉や東京・新島で「丸井プロ」を催してきた。’86年からはパイプラインを会場とする大会のスポンサーにもなり「丸井パイプラインマスターズ」を開催。
同大会では、パイプラインでサーファーが史上初めてトップアクションを行った上の写真のような、世界のサーフィン史に綴られるエピックな瞬間も多く見られた。またいずれの大会も大半がテレビで放映され、日本のサーファーたちを画面に釘付けにした。

ジョン・キャラハン=写真 小山内 隆=編集・文


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