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2020.03.03

あそぶ

時を戻そう。野沢温泉村の雪山ではしゃいだあの日の夜、何があったのか

ビームスとアメア スポーツ ジャパンが野沢温泉スキー場の協力を得て開催した「スノーミーティング」は、冬の楽しさが再認識できる最ッッッ高のエンターテイメントだった。

雪と戯れ、湯に浸かり、酒を嗜み、音に酔う。こんな贅沢、なかなか1日で体験できるものではない。前回は雪山遊びの楽しさをお伝えしたが、今回紹介するのは野沢温泉村の「アフタースノー」の魅力である。
さぁ、時を戻そう。
 

雪山遊びの後は温泉で疲れを癒す、これ王道なり


日中、思う存分雪と戯れたら、夕方〜夜はゆっくり温泉に浸かる。これは野沢温泉村ならではの楽しみ方のひとつ。
以前も触れたが、野沢温泉の開湯は奈良時代ともいわれる。ここには30余りの源泉があり、村のシンボル的存在となっている「大湯」をはじめ、13の外湯が各地に点在。いずれも寸志(無料でもOK)で入浴することができる。

雪山で遊び疲れた身体を癒すために向かった温泉は「熊の手洗湯」。実は野沢温泉村にある外湯は「とにかく熱い!」と有名なのだが、「熊の手洗湯」の場合は熱湯と別にぬる湯の湯船があることで人気なのだ。名前の由来は「熊が発見した湯」という伝説がもとになっていて、泉質は火傷・切傷に効果的だと語られている。
「熊の手洗湯」にいた5〜6人の先客は、すべてイギリス出身の観光客。彼らと肩を寄せ合うようにして狭い湯船に浸かると、まるで我々が外国に迷い込んだかのような錯覚を覚える。
「温泉は初めてだ」と興奮するジェントルマンたちと片言の日本語と英語で会話しながら、「どちらが長く熱湯に浸かれるか」と意地の張り合いを楽しんだのはここだけの話。もちろん、30秒ともたなかったのだが。


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