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2021.06.11

からだ

1泊13万円の“ジム付きスイートルーム”の価値を、筋肉のプロがガチ検証!

 「初めてのジム」とは……
トレーニングを長く続けていると、どうしてもマンネリしてしまうこともある。ときにはモチベーションを上げる起爆剤が欲しくなるものだ。
そんな諸兄に打ってつけの宿泊プラン「ワークイン・ワークアウト ステイ」がザ・キャピトルホテル 東急でスタート。快適なリモートワークと本格的なワークアウトを融合したというこのプランの価格は、なんと1泊13万円!
どんな内容なのか、果たして13万円の価値はあるのか、その詳細を探るべく、パーソナルトレーナーの有馬康泰さんを引き連れてチェックイン! プロの目線で隅々まで検証してもらった。

検証したのはこの人!

有馬康泰●日本体育大学体育学部卒業。1999年に国際ライセンスを取得し、パーソナルトレーナーとして活動を開始。ゴールドジムを中心に10年以上のキャリアを積んだのち、2014年にパーソナルトレーニングスタジオ「Body Work Space EVOLVE.」を設立。初心者から俳優やアーティストの肉体改造に携わる。2018年 IFBB世界マスターズ選手権大会 40-44歳 第5位入賞など数々の実績を持つ。

100㎡超え。窓からはあの景色!

客室は広々としたリビングとキングサイズのベッドが置かれた寝室、ウォークインクローゼットまで備えた、104.7㎡のエグゼクティブスイートルームだ。

ここで有馬さんがまず目をつけたのが常設のライティングデスクとは別に用意された、電動昇降デスク。

同じ姿勢で作業をしていて体が凝り固まった経験があるだろう。このデスクなら73cmから122cmまで高さを変えられるので、ポジションを変えてリフレッシュすることができる。
さらに、人間工学に基づいたリクライニングチェアと、立ったまま腰を預けるタイプのスタンディングチェアの2脚が用意されている。
こちらは、スタンディングチェア。
「長時間椅子に座っていると、頭や上半身の重さを腰で支えることになり、足がむくんだり、腰痛の原因になりやすい。2つの椅子が用意されていますが、おすすめは断然スタンディングチェア
実はヘルニア持ちなのですが、これなら体重を脚にかけ、腰への負担を軽減できるので、長時間のデスクワークでも快適です。足が適度に踏ん張れるぐらいの高さで作業するといいでしょう」。
次に目をつけたのが大小のバランスボール。

先ほどのチェアをバランスボールに変えるのもおすすめです。腰痛の予防になりますし、姿勢が悪いとバランスを崩すので体幹トレーニングにもなります。
初心者の方は足を広げて座ると安定しやすいですよ。15分ぐらいからスタートして、徐々に時間を伸ばすといいでしょう」。
バランスボールに慣れてきたら有馬さんのように、足を閉じ気味で座るといい。体幹にジワジワと効いてくる。
そのバランスボールとヨガマットを持って、有馬さんが向かったのはベッドルーム。窓に向かい合うポジションでバランスボールの上に乗ったと思ったら、おもむろに腹筋がスタート。

バランスボールを使うと、普通の腹筋運動よりも筋肉が収縮するので、より強い刺激を与えることができます。そしてこの腹筋の最大のポイントは、上半身を持ち上げたときに国会議事堂が見えること!」。
国会議事堂の奥には皇居や東京スカイツリーも見える!
そう、実はこのエグゼクティブスイート、窓から国会議事堂を望むことができるのだ。
「ちょっと偉くなった気分ですよね。国会議事堂が見えると思ったら、いつもよりもあと1回、2回多く頑張れるんじゃないですか(笑)」。
朝、昼、晩。それぞれに違う国会議事堂の風景を腹筋をしながら楽しむというのも面白い。

ヨガマットは、デスクワークの合間のリフレッシュに使うといいでしょう。座りっぱなしだと足がむくみやすいので関節周りや腿の前面と後面の緊張を和らげるストレッチ、肩周りをほぐすストレッチなどがおすすめです」。

最後はフィットネスバイク。ジムの密閉された空間とは違い、こちらも国会議事堂や皇居の緑、東京を眼下に眺めながら漕ぐことができて、爽快感満点。
おすすめはトワイライトタイム。刻々と変わる夕景を眺めていれば、時間もあっという間に経つはずだ。
フィットネスバイクなら仕事の資料を読みながら漕いで、作業が必要になったらPCデスクへ移動もできる。同じ空間にマシンがあるからこそ可能なスタイルですね」。


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