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2021.02.18

からだ

カロリー70%減、脂質90%減。一流シェフも認める絶品大豆ミートを実食!

肉が嫌いという男はなかなかいないだろう。しかしオーシャンズ世代ともなれば、体重やコレステロール、胃もたれなどが頭をよぎり、無邪気に肉を頬張っていられないのも事実。
そんな我らの救世主として注目を集めているのが、代替肉の大豆ミートだ。

代替肉や大豆ミートと聞いて、拒否反応を示す人もいるかもしれない。
なぜなら、昔のそれらは決して美味しいとは言えないシロモノだったから。
だが、昨年日本上陸した「オムニミート」はちょっと様子が違う。なにせ五つ星ホテル内のレストランまで採用しているというのだ。
そして今年、ついに家庭用サイズが登場。家でも気軽にウワサのオムニミートを食べられるようになった。
こちらが家庭用サイズ。「オムニミート」(230g)590円/オムニミート https://omnipork
その前に、大豆ミートって何がいいの? と思っている人のために簡単な説明をしよう。
1.良質のタンパク質を含み、しかもコレステロールゼロ! 
タンパク質は肉にも含まれているが、同時に脂質も高い。だが大豆由来なら脂質は抑えられる。
オムニミートの場合は、一般的なひき肉に比べてカロリーは約70%減、脂質は90%以上減、カルシウム267%増、鉄分14%増と体づくりにもってこいなのだ。
2.代替肉は地球にもやさしい!
大豆ミートが注目をされているもうひとつの理由が環境問題。日本では豚肉1kgを作るために約6000リットルもの水が必要とも言われている。
また畜産業は温室効果ガスなどの問題も指摘されている。植物性の大豆ミートは環境保護にも役立っているのだ。
 
さて、体にも環境にも良いことがわかったところで、実食。
豚ひき肉をイメージして作られたというだけあって、中身は本当にひき肉のような見た目だが、ふわりと大豆の香りがする。
ひき肉よりも粘度が高いが、見た目はほぼひき肉。
ひき肉と聞いて思い浮かんだのはハンバーグ。
ボウルに入れてこねてみるが実際のひき肉よりもねっとりとしていて、手につきやすく、やや成型しづらい。だが、焼いてしまえば崩れる心配はなし。
焼き上がったものの見た目は普通のハンバーグ。食感もハンバーグそのもの。
シンプルな和風ソースだと若干大豆の香りがするが、デミグラスなど濃厚なソースであれば、ほとんど感じない。普通に出されたら、多分大豆だと気付かないだろう。
ハンバーグシチューなどにも良いかもしれない。
大豆ミートは味付けの濃い料理が合いそうだ。そこで醤油と砂糖、みりんで甘辛く味付けをして、炒めてそぼろにしてみた。粘度が高いからか炒めてもバラけにくく、炒り卵のようなゴロゴロとした見た目になったが、この方が弾力があって、肉のような食感を楽しめる。
大豆の香りも全然気にならない。じっくりと味わえば、もちろん肉ほどの旨味はないけれど、ご飯に乗せても違和感なく、十分満足できる。
酒のつまみにしても罪悪感なし!
ほかにも餃子や麻婆豆腐、ボロネーゼなどもおすすめらしく、次は何を作ってみようかと考えるのも楽しい。
昔とは比べものにならないくらい美味しくなった大豆ミートで無理なく「休肉日」を作ってみてはどうだろう。
 
[問い合わせ先]
アリサン有限会社
https://alishan-organics.com/
林田順子=文


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