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2021.05.16

ファッション

ナイキ「ダンク」はエア ジョーダン 1と何が違う? その数奇な運命を辿る

「ナイキ名作スニーカー列伝」とは……
昨年、生誕35周年を迎えたナイキ「ダンク」。今日のスニーカーブームを牽引する、超人気バスケットボールシューズの数奇な運命を辿ろう。
貴重なナイキ「ダンク」のヴィンテージ
こちらが「ダンク」。エア ジョーダン 1やエア フォース 1との違いをしっかり把握できている人はどれくらいいるかな?

ダンクがエア ジョーダン 1と似ているのにはワケがある

1985年、ナイキはのちに伝説となる2つのバスケットボールシューズを世に放つ。ひとつは「エア ジョーダン 1」、そしてもうひとつは「ダンク」である。
マイケル・ジョーダンのシグネチャーモデルであるエア ジョーダン 1に対して、ダンクはナイキが企画した「カラーカレッジプログラム」というプロモーションの一環として生まれた。
目的は、NCAA(全米大学スポーツ協会)に所属するバスケットボールチームの選手やファンとの絆を深めるためであった。
ユニフォームやシューズにチームカラーを採用する提案は、選手たちを鼓舞した。
1980年代のバッシュは“白”が主流。そこに「BE TRUE TO YOUR SCHOOL」というキャッチコピーとともにデビューしたのが色とりどりのダンク。強豪校のスクールカラーを表現した7つのシューズのデビューは、さぞかしセンセーショナルだったに違いない。
ちなみに、同じく1985年に発表された「ターミネーター」は、ジョージタウン大学バスケットボール部のスクールシューズであった。
ナイキのダンクがデビューした時のポスター
こちらが「カラーカレッジプログラム」のポスター。


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