「News-New-Sneakers」とは…… スニーカー人気の隆盛は、今さら言うに及ばず。それこそ星の数ほどリリースされている。
では、何を選べばよいのか。その無数にある答えのなかでもとりわけ説得力を持つのが、セレクトショップ独自のアレンジを加えたエクスクルーシブなモデルだ。
ってことで今回は、全国に展開する人気セレクトショップ3店の注目作をプレビューする。
’80年代の息吹を感じる、レザーアッパーのミニマルモデル
アーバンリサーチが別注をかけたのは、アディダスの「キャンパス」だ。1983年生まれの傑作は、もともとはバスケットボールのためのシューズ。
とはいえ、ビースティ・ボーイズが愛用するなどカルチャーとも結びつきが強く、そのフラットなソールでスケーターからも大きな支持を得た。
今回の別注モデルは、アッパーの素材変更がポイント。通常のスエードから、ソリッドなスムースレザーにチェンジ。
完全オリジナルのグレーカラーの滑らかさが、シュータンのロゴまで排除したミニマルデザインに気品を与えてくれる。
また、アイコニックな3本ラインにも少しグレーがかったホワイトヌバックを採用し、絶妙なグラデーションを構築。細身のラストも手伝って、まさしく大人顔に生まれ変わっている。
知る人ぞ知るレトロバッシュを、スタイリッシュに再解釈
アッパーをナチュラルなワントーンにまとめた、優しくも存在感のある一足。
このニューバランス「BB550」は、ミドルカットが示唆するように、実は’80年代のバッシュをルーツとし、ユナイテッドアローズがカラーと素材を別注した。
当時のモデル「P550」は、シューズのハイテク化黎明期に作られた知る人ぞ知る傑作で、ボリューミーなパーツ形状でも話題をさらった。そのデザインを活かしながらも、今作はオフホワイトカラーで統一することでモダンなビジュアルに。
アッパー素材のスエードや要所に取り入れたグレーが上品なアクセントになり、冬の着こなしを格上げしてくれそうだ。
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