春のお宝探検隊 Vol.3
2021.04.08
FASHION

カジュアルが子供っぽく見える人の駆け込み寺、トゥモローランドで大人のお助け服を発見!

「春のお宝探検隊」とは……

大人として常に胸を張っていたいけど、虚勢までは張りたくない。そんな気持ちをしっかり汲んでくれるのがトゥモローランドである。

渋谷本店にはデニムにパーカにニットと、昔からの顔馴染みがズラリ。しかもエレガントな味付けがまた、今のオレたちにちょうどいい!

突撃した店は……

2004年のオープン以降、トゥモローランドの主要基地として存在感を発揮してきた渋谷本店。名だたるコレクションブランドや老舗の実力派を多数セレクトしつつ、オリジナルのアイテムはニットメーカーあがりらしい誰もが納得のクオリティ。1階の雑貨やコスメは贈り物にも最適だ。

トゥモローランド 渋谷本店
住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti1F-B1F
電話:03-5774-1711
営業:11:30〜20:00
不定休
https://tomorrowland.jp

①眩し過ぎる!? と見せかけて万能派のニット

「ロービングコットン フィッシャーマンニット」4万4000円/トゥモローランド トリコ(トゥモローランド 渋谷本店 03-5774-1711)

――あの、ちょっとお尋ねしたいのですが。

猪瀬 いらっしゃいませ。どうされましたか?

接客してくれたのは……

猪瀬 亮さん(トゥモローランド 渋谷本店/マネージャー)●同社でもごく僅かな“セールスエキスパート”の称号を持つ、販売のスペシャリストにして同店きってのファッショニスタ。オープン時から籍を置き、カジュアルの粋なこなしからスーチングのイロハまで万遍なく熟知。

――こちらはサマーニットですよね?

猪瀬 そうですね。コットン製で、しかも、軽量の糸を使っているのでもう感覚としてはカットソーに近いかと。バンドカラーシャツを内側に入れてもいいですし、ドライタッチなので一枚でも気持ちよく着ていただけます。

猪瀬 袖や裾がカーリング仕様になっているので、リブ仕立てのようなピタッとしたフィット感はなく、リラックスして着れると思います。

――シルエットもいい感じ。

猪瀬 ボックス型のオーバーサイズですね。ただ、着丈はさほど長くないので、ダラしない印象はありません。

――ちょっと着こなすのが難しいかも?

猪瀬 そんなこともありませんよ。デニムやチノパン、夏であればショーツと合わせても難なくハマります。逆に、エレガントな雰囲気がショーツの子供っぽさをフォローしてくれると思います。

――なるほど、そう言われてみれば。

猪瀬 夏場はカットソーにしろシャツにしろ、布帛生地が多くなってしまいます。だから着こなしも淡白になりがちですが、このニットはさりげなく取り入れたケーブル編みが軽妙なニュアンスを生みます。サマーニットでケーブル編みはなかなか見られないので新鮮ですよね。

――全面に施されていないのもまたいい!

猪瀬 あと、さりげなく白糸を混ぜ込み、ブルーやピンクの色合いをやわらげています。一色だけだとやはりくどくなってしまいますから。

――こんな感じで肩から掛けておくだけでもサマになりそう。

猪瀬 鮮やかな色が苦手なら、アイボリーもご用意があるのでぜひ試してみてください。

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②普通に見えて普通じゃない。至極のパーカ

「コットンカシミヤ プルオーバーパーカ」4万2900円/キャバン(トゥモローランド 渋谷本店 03-5774-1711)

――このパーカもニットに負けず劣らず色味がキレイ……。

猪瀬 これ、実はスウェットではなく、ニットなんです。

――え!?

猪瀬 キャバンの代表作で、かなりのカラバリを展開しています。

――どうりで上品に見えるわけだ。

猪瀬 ニット編みだから袖口などの縫い目の段差もなく、とてもスマートに見えます。カシミアも入っているので、うっすら光沢感を放ち、陰影を描きます。パーカでありながらとてもエレガントですよ。

――まさに大人なパーカ。

猪瀬 パーカは、子供っぽく見えてしまうこともあれば、ストリート感やスポーツ感が出すぎるきらいもあるアイテムですよね。ただ、これに関しては、一般的な感覚は当てはまりません。

――シルエットもすごくいい!

猪瀬 フードは大きめで、かぶったときも美しいフォルムを形作ります。ドローコードを絞ったときに出るシャーリングも実に美しい。横から見た姿もバランスがいいですし、ポケットの形も深めで気が利いています。

――カラフルなパーカって、着こなしが難しくないですか? 合わせるなら、チノとかですか?

猪瀬 いや、デニムとの相性も抜群ですよ。例えば、こんなデニムなら子供っぽくならないと思います。

③大人が履きたいデニムの理想形

「ライトオンスデニム イージーベイカーパンツ」2万6400円/トゥモローランド(トゥモローランド 渋谷本店 03-5774-1711)

――うーん。デニムなら持ってるんだよな〜。

猪瀬 こちらは、一般的なデニムとは少し違うんです。

――確かに……なんだか、品がある。

猪瀬 ベイカーパンツタイプのデニムで、一般的なものだとポケットにフラップが付いていたりしますが、こちらは玉縁仕上げにしてあります。岡山産のライトオンスデニムを採用しているので、とても軽やか。綿100%なので色の縦オチもしっかり出ますし、程良くサラッと履いていただけます。

――ちょっと履いてみていいですか?

猪瀬 もちろんです。

――あっ、なんかいいかも!

猪瀬 大人っぽくてお似合いですよ。ジャケットやシャツはもちろん、ニット一枚でもサマになります。いい意味で、デニムらしくないデニムといえるでしょう。太すぎないストレートシルエットなので、野暮ったさもありません。

――しかも、ウエストの両サイドには……。

猪瀬 はい、両側にゴムシャーリングを仕込んでいるので、フロントサイドから見れば一般的なベイカーパンツですが、フィッティング自在でストレスなくはいていただけます。

――細部まで気が利いてるわ〜。

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④総柄のイメージを刷新するジェンダーレスなシャツ

――先ほどのデニムに合うシャツはありますか?

猪瀬 そうですね。こんなシャツにもピッタリだと思います。

「スーピマコットンポプリン バンドカラーシャツ」2万2000円/ソレイアード(トゥモローランド 渋谷本店 03-5774-1711)

――おお、これまた素敵ですね!

猪瀬 セラードアの定番的なテキスタイルである、スーピマコットンを使用したポプリン生地のシャツですね。柄シャツの機運が最近高まっていますから、今にちょうどいいアイテムかと。

――アクが強くて敬遠していたけど……。

猪瀬 そうおっしゃる方は多いですが、女性らしい柄なので印象はマイルド。エキゾチックにもオリエンタルにも着ていただけます。シルク仕立だとツヤっぽさが出すぎてしまいますが、コットンポプリンだと普段着るうえでは違和感は出ないのではないでしょうか。

猪瀬 しかも、裾をアウトしてもインしても着ていただける丈感は活用の幅を広げますし、ボックス型ですので、例えば裾を出して着たときに美しい落ち感が堪能していただけると思います。

――こちらはスカーフも?

猪瀬 残念ながら別売りになりますが、是非、合わせて着ていただきたいですね。こちらをひとつ取り入れただけで見た目もかなり違って見えますから。

――なるほど。あっ、ほかにもいろんな柄があるんですね。

猪瀬 ストライプやペイズリー柄も揃っています。ただ、もし総柄シャツにハードルの高さを感じるのであれば、こんなアイテムもありますよ。

 

⑤違いを作る“決め手”になるスカーフ

「シルク ジオメトリックスカーフ」1万1000円/トゥモローランド(トゥモローランド 渋谷本店 03-5774-1711)

――スカーフですね!

猪瀬 胸元からさりげなくのぞかせるだけでも違います。バンダナやチーフを巻いてもいいのですが、両端がハの字に広がって、なかなかまとまりづらかったりもします。こちらは滑らかなシルク製なので、素直に両端が下に落ちてくれるのです。

――なるほど〜。

猪瀬 シルクだとヨーロピアンな感じも出ますよね。デニムやショーツの日でも、これひとつ取り入れるだけで着こなしのグレードが数段階上がります。

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⑥大人がはくスニーカーはすこぶるクリーンでないと

――ここまできたらシューズも揃えてしまいたい。

猪瀬 こんなのはいかがですか?

「レザー ベルクロスニーカー」1万3200円/スペルガ×トゥモローランド(トゥモローランド 渋谷本店 03-5774-1711)

――お、スペルガですね。だけど、いつもと様相が違うような……。

猪瀬 こちらは今季別注をかけたスペシャルな一足です。

――だからか。どこらへんが別注ポイントですか?

猪瀬 前回も別注をかけさせていただいたのですが、黒と白の普通のシューレースで、アッパーはゴートレザーでした。今回は、ベルクロのインラインに別注をかけ、本革で製作しています。さらに、タグなどをすべてホワイトにし、とことんクリーンに仕上げました。

――やばい、物欲を抑える理性が決壊しそう……。

ニットにパーカにデニム。どれもが過去に通ってきたメンズカジュアルの大定番だが、年を重ねた今となっては昔の目線で選ぶのも考えもの。

ただ、トゥモローランドに並んだ品の良さを隠し味とするアイテムならば、今のオレたちにピッタリだと思うんだ。

 

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「春のお宝探検隊」とは……
このご時世、ネットショッピングはもはや当たり前。でも、実物を見られないのはちょっと歯痒い。ならば、我々が実店舗に行って、見て、選んで、試そうじゃないの、春の注目アイテムたちを。さぁ、お宝はどこじゃ〜!
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佐藤 裕=写真 菊地 亮=取材・文

# トゥモローランド# デニム# ニット# パーカー
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