「感動の服」特集 Vol.48
2021.09.19
FASHION

この名前、覚えておいて損は無し!服好きのハートを掴んだ新鋭ブランド3選

ミリタリーやアウトドアなどをデザインのベースとする「テネオ」。独自の世界観で表現する「ザ・ステノ」。そしてアメリカンクラシックをベースにする「セダン オールパーパス」。

早くも業界人たちのハートを鷲掴んだ新鋭ブランドに注目!

 

「テネオ」のコートとシャツ

このブランド名、覚えておいて損は無し!早くも服好き男のハートを掴んだ新鋭ブランド3選
上質なウール地にゴアテックスフィルムを張り合わせたスリーレイヤー構造。ラミネートは実際にフランス軍の装備を生産する軍需工場で行われた。18万1500円/テネオ(ネクト https://teneo.work

スタイリスト
荒木大輔さん Age45
今夏は薄い素材感のパンツとショーツを愛用していた。リネン混のソックスの心地良さにもハマっている。秋口からはシャツを上品に着るスタイルでいこうと思案中。

昨年末に発表された2020-21春夏のコレクションで、このブランドの服に初めて触れました。以来、すっかりトリコに。

フランスと日本にルーツを持つデザイナー(ミリタリー好きでもある)のパーソナリティがストレートに具現化されていて、仕立ての良さとセンスが抜群。生地や工場にまでこだわりを持った服作りがとても魅力的です。

フランスの老舗縫製工場で生産したエジプトコットン製のシャツ。日本の職人が作成した組子柄を使ったレースリボンがディテールを彩る。5万2800円/テネオ(ネクト https://teneo.work

なかでも僕のお気に入りがこちらのシャツです。日本の組子柄からインスピレーションを得たフランス製レースリボンが身頃のサイドに添えられ、程良いワイドシルエットもいい感じ。

TENEO テネオ
Launch:
2020AW
Base:東京
Designer:松本シセ
Style:機能性とエレガンスの融合
Profile:ミリタリー、ワーク、アウトドアなど機能性と目的があるものをデザインベースとして展開する。日仏にルーツを持つデザイナー、松本シセの世界観がユニークに表現されている。

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「ザ・ステノ」のブルゾンとコート

口元を覆うフェイスガード付きの薄中綿入りブルゾン。11万5500円/ザ・ステノ(ノウン 03-5464-0338)

ブライベルガー エンタープライズ 代表取締役
永原太蔵さん Age46
シンプルでいいものが好き。ヨーロッパのクラシックからLAのストリートファッションまでその知識と経験は多岐にわたる。

ザ・ステノは2021AWデビューの新ブランド。シェアースピリットの片野光さんがテーラリングをベースとしたパターンディレクションを担当しているのですが、私もクリエイティブに関わらせていただいています。

ドロップショルダーによる独特のフォルムが特徴的なチェスターコート。カシミヤ混のストレッチジャージー素材を採用し、軽さを徹底的に追求。ポイント使いしたレザーもアイコニック。13万2000円/ザ・ステノ(ノウン 03-5464-0338)

最も気に入っている一着は、カシミヤ混ストレッチジャージー素材のチェスターフィールドコート。このコートは簡単に言うと“キマりすぎない”。カジュアルに着ることだけを想定したものなんです。

例えるなら、いろんなものを着尽くした男性が、イギリスのサヴィル・ロウでカジュアル用にジャケットやコートをあつらえた感じですかね。

押さえるところは押さえつつも、抜くところは抜けている。僕は、スウェットのセットアップやカシミヤのニットなどと合わせたいと思っています。

THE STENO ザ・ステノ
Launch:2021AW
Base:東京
Direction:片野 光、永原太蔵
Style:肩の力を抜いて着られるクロージングウェア
Profile:ブランド名は「瞬間」を意味する「moment」のアナグラムに由来。世界中を旅してきたデザイナーがこれまでに出会った“さまざまな瞬間”を切り取り、独自のエキゾチックな世界観を表現。

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「セダン オールパーパス」のパンツとシャツ

表地は防風性の高い素材、裏地にはフリースを使った真冬でも暖かいイージーパンツ。1万9800円/セダン オールパーパス 03-5775-3383

ビームス メンズカジュアル チーフバイヤー
柴﨑智典さん Age40
ベーシックなアメカジとメンズウェアにおける定番品をこよなく愛する。おそらくどこのセレクトショップのバイヤーさんより“コンサバイヤー”。

元バイヤー仲間の旦那さんから「いいブランドできましたよ」と連絡があったので展示会にお邪魔しました。

会場に到着するや否や、今のトレンドのオールスターといったアイテム群がズラリ……。メンズウェアの基本をすべて押さえたデザイナーさんが作られているんだなという印象でした。

しっかりハリのあるオックスフォード素材を使用したゆったりシルエットのシャツ。カーディガン感覚で颯爽と羽織って着るのもいい。1万7600円/セダン オールパーパス 03-5775-3383

とりわけ気に入ったのがオックスフォード地のビッグBDシャツですが、絶対にチノパンツやアイスウォッシュのデニムに合わせて、いなたさMAXのスタイルでいこうと思います。

ほかにもアメリカのおじさんが、ゴルフや買い物に行くときに着ているようなウインドブレーカー風のブルゾンも気になりました。

SEDAN ALL PURPOSE セダン オールパーパス
Launch:2021AW
Base:東京
Designer:藤原将平
Style:ʼ90sアメリカンクラシック
Profile:1990年代のアメリカのクラシックウェアをベースにデザイン。ブランド名の「オールパーパス」には「誰にでも、どんなときにでもフィットする服であってほしい」という願いが込められている。

 

清水健吾=写真 梶 雄太、来田拓也、星 光彦、野上翔太=スタイリング 増山直樹、早渕智之、長谷川茂雄、いくら直幸、髙村将司、大西陽子、森上 洋、中田 潤、今野 壘、オオサワ系、大木武康=文

# コート# シャツ# パンツ# ブルゾン
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