「Tシャツは男の快楽だ」特集 Vol.64
2021.06.25
FASHION

伝説のヴィンテージ店元オーナーが作った「いっさい妥協なし」Tシャツ最新版

かつて青山で伝説のヴィンテージショップといわれた「アーカイブ&スタイル」。

そのオーナーだった坂田真彦さんが長年の知見すべてを注ぎ、製作したTシャツがこちら。

「アーカイブ&スタイル」元オーナーが作った“90年代アメリカ製”を再現したTシャツ
2019年に生まれたこのポケット付きTシャツは、今年で3回目を迎える。基本設計は変わらないが、ミリ単位の修正を加えアップデート。新色は注目のスイスミリタリーを意識したオフベージュとブルーグレー。各6600円/すべてアーカイブ&スタイル フォー ビオトープ(ビオトープ 0120-298-133)

「ディテールを追求し……」というのはよく聞く文言だが、その言葉に偽りなし。古着を知り尽くす坂田さんが各パーツへのこだわりを積み重ね、雰囲気を徹頭徹尾追求しているのが最大のポイントだ。

[Point1 ネック]モックネック風のやや詰まったデザインを採用。洗濯を重ねてよれたときのバランスまで計算している。 [Point2 丸胴ボディ]ほどよく厚みのあるミドルウェイト生地を丸胴編みで。これも’90年代のTシャツのディテールを意識したもの。 [Point3 すくい縫いステッチ]現代のTシャツは効率重視の二本針がほとんどだが、あえて“シングルすくい縫い”を選択。’90年代の雰囲気を演出。

イメージソースは1990年代のアメリカ製Tシャツ。例えば粗野なコットンの質感や丸胴のミドルウェイトボディ、それに“すくい縫い”。

こうした細かな要素やアメリカ製の風合いを忠実に再現するため、国内ではなく、メイド・イン・LAに。

[Point4 メイド・イン・USA]国内生産との最大の違いは糸の風合い。ざらりとした粗野なコットンの質感はメイド・イン・USAならでは。

また、わざわざ本物の軍用品メーカーを探し出し、ポケット内側のタグの製作のみテキサスの工場へオーダーするというこだわりも半端ではない。

[Point5 ポケットのミリタリータグ]記載情報をマジックで消すというミリタリーサープラスのTシャツに見られる特徴を再現したディテール。

「シンプルなものほど細部のバランスが大切。いっさいの妥協はありません」。そう語る坂田さんの言葉には一点の曇りもない。

 

Taichi=写真 来田拓也、星 光彦、野上翔太=スタイリング 加瀬友重、早渕智之、大木武康=文

# Tシャツ# アーカイブ&スタイル
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