種カジのタネあかし Vol.52
2021.04.04
FASHION

あらゆる気温に対応する重ね着術。季節の変わり目に効く4月の種カジ

リラックスしているのに大人っぽい「種カジ」とは……

ーー春本番とはいえ、急に寒くなることも多い時季。一日単位でも、一週間単位でも、寒暖の差があって、服選びが難しいですよね。

服選びが難しいこの季節。余寒を乗り切る、種カジ流“英国カントリー”スタイル

「寒いからといって、重量アウターを選ぶと街で浮いてしまう。重ねても重く見せずに大人らしく見える、英国カントリー調が気分です」。

ーー羽織っているのは、ラベンハムのコートですか? ロング丈が珍しく感じます。

「東京・青山のセレクトショップ、レショップで偶然見つけました。丈感に加え、ダブルブレストのフロントにもヒネリがある。

ビジネスシーンで人気の腰丈タイプは定番すぎて敬遠していましたが、これには遊び心を感じてひと目惚れ。着込まなくても保温性があり、キルティングなので軽やかに見えます」。

ーー中に着ているのはセーター……ですか?

「実は、サーマルのロングTシャツにニットベストの重ね着です。長袖ニットでは暑すぎるので、この組み合わせがちょうどいい。首元のクルー×クルーの組み合わせで、野暮ったく見えないところもお気に入り。この季節に特に活躍する重ね着テクニックです」。

ーー英国風といえばキャスケットにもその風情が漂っています。

「小物も含め英国テイスト満載。そこに、すっきりとしたシルエットのマインデニムのブラックコーデュロイパンツを取り入れました。カントリー調を取り入れながらも、都会的な装いに仕上がっていると思います」。

ーー種カジ流英国カントリーな着こなし術で、厳しい余寒を乗り切れる“予感”?

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今月の種カジ・ポイント

定番とはひと味違う膝上丈の裾をなびかせて羽織れば、たちまちエレガンスが宿る。「フロントを開けて変化をつけても面白いです」。

 

キャスケット、ベスト、サーマルの長袖Tシャツはいずれもエイチ ビューティ&ユース。モヘアのベストとTシャツの素材感の対比が面白い。

 

お気に入りのノンネイティブ×グイディのブーツ。「イタリアものらしい流麗なシルエットも、都会的な雰囲気を高めてくれます」。

 

「種カジ」とは……
「お洒落であるより、格好良くありたい」と言う種市 暁さんのスタイルに本誌が注目し、“種カジ”と勝手に命名して早数年。いつもパッと見の印象は無造作なのに、なぜか格好いいから不思議。そんな彼の装いの“タネ”をムリヤリ解説してもらう企画。
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PROFILE
たねいちあきら●東京・下町出身の都市と自然を縦横無尽に行き来する旅男。この冬は趣味であるスノーサーフを満喫。現在は、フリープランナーとしてさまざまなモノ・コトを仕掛ける業界のキーパーソンに。ファッションや旅、グルメなどのとっておき情報が投稿されるインスタグラムも要チェック!(@taneichiakira

山本 大=写真 髙村将司=文

# カントリー# 種カジ
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