欲求不満はファッションで全解放せよ!! 「感動の服」特集 Vol.53
2021.03.21
FASHION

アメリカの老舗ブランドの傑作ブーツが、いまだに色褪せない理由

アメカジでファッションに目覚めたオーシャンズ世代にとって、ブーツは特別な存在だ。なかでもアメリカの老舗ブランドのブーツには、ほかに変えられない魅力がある。この3足が、その象徴だ。

 

「ダナー」のダナーライト

今一度、目を向けてみてほしい。実直なブーツは武骨な男に似合うのだ!
1980年、世界に先駆けてゴアテックスをアッパーに採用した名作ブーツ。ビブラムソールを装備した、ぽってりフォルムがトレードマークだ。5万5000円/ダナー 03-3476-5661

推薦人
スタイリスト 井嶋一雄さん
多くのファッション誌、広告、テレビCMなど幅広いフィールドで活躍。精通する音楽をルーツとしたスタイリングにも定評がある。

雪山でも、ぬかるんだ道でも、雨の日の都市部でも、これまで「ダナーライト」を履いていて足に不快感を覚えたことはない。

それだけで感動モノだし、こんなに水が浸透しないで、へこたれないブーツでありながら、ルックスもいい。ボリュームのあるシルエットは、バランスが取りやすく街でも馴染むので、スタイリングにも重宝する。

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「レッド・ウィング」スーパーソールブーツ

漆黒のレザーと白ステッチが潔いコンビネーションを形成。ブランド飛躍のきっかけとなったスーパーソールのクッション性とグリップ力は、今なお白眉だ。2万8700円/レッド・ウィング(レッド・ウィング・ジャパン 03-5791-3280)

推薦人
スタイリスト 石黒亮一さん(49歳)
スタイリスト野口強氏に師事し、2000年に独立。以降は数多くの雑誌、広告媒体をはじめ、アーティストのスタイリングでも活躍。

武骨なブーツなのにきれいなスタイルに合わせやすく、かといってスマートに見えすぎない。名品と呼ばれる部類のものではありますが、僕の場合は若い頃に履き潰したいい思い出も込みで“大定番”として捉えています。

今から約25年前。スタイリストのアシスタントになりたての頃に先輩からいただきました。当然お古なので、ソールはすり減っていて。でも、本当によく履いていましたね。

その後に独立し、仕事でLAに行った際にレッド・ウィングの路面店で同じものを探したのですが、ちょうどその時期は店頭から姿を消していて、結局、別のショップでデッドストックを購入したんです。以降はまた、頻繁に履くように。

まだソールはすり減っていませんが、いただいた靴のように擦り切れるまで履きたい靴です。

 

「リオス オブ メルセデス」のウエスタンブーツ

1853年創業の老舗ブランドが作るカウボーイのためのブーツ。ハンドメイドならではの端正なステッチワークは出色。見た目とは裏腹に、軽くて歩きやすい。13万2500円/リオス オブ メルセデス(ベーリーストックマン 03-3408-4763)

推薦人
カンタータ デザイナー 松島 紳さん(30歳)
高校卒業後、文化服装学院へ進学。アパレルOEMメーカーにて、コレクションブランドの企画生産として活躍。2015年に独立し、現職。

シーンを気にすることなく、ドレスシューズを履かない日以外は、スーツからデニムスタイルまで毎日履いています。僕にとってブーツは作業靴のようなもの。なので、コーディネイトは考えません。ただ、毎日同じ靴を履かず休ませることが大事ですね。

ちなみに写真とは違って、僕はカンタータで別注したラティーゴレザーのものを愛用しています。かれこれ10足目になるでしょうか。自然なトウスプリングとウエストがキュッと絞られたセクシーなシルエットは唯一無二だと思います。

 

清水写真事務所=写真 星 光彦、来田拓也=スタイリング 増山直樹、早渕智之、長谷川茂雄、森上 洋、いくら直幸、髙村将司、大西陽子、中田 潤、今野 塁、菊地 亮=文

# ダナー# レッド・ウィング# ブーツ
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