テレワーク時代の仕事服は? 永久不滅の「ネイビースーツ」から導く最適解
時代の変化とともにニーズも変わり、さまざまな変遷を経てきたスーツ。では、今の時代に求められるスーツとは一体どんなものなのか?
仕事服の定番、ネイビースーツを例にその最適解を探してみた。
ルーズすぎない適度なゆとりと柔らかな生地感がグッド

「ヘリル」のセットアップ
適度にルーズなシルエットとアンコンストラクションで寛ぎを約束する。かたや、裾をホリゾルタルにカッティングし、着丈を短めにすることで引き締まったスマートルックスを担保。
ウエストが調整できるドローストリング付きのパンツはデスクワークに◎。
動きやすさだけでなく汚れに対しての強さもポイント

「ナナミカ」のセットアップ
表側には撥水加工を施したストレッチ性の強いナイロンポリウレタン、裏側には天然のウールを使った2重織り構造のオリジナルのハイブリッド生地を採用。さらっとした質感と軽さがクセになりそうな、ネイビースーツの新しい形だ。
オンライン会議でも見た目はバッチリ、とはいえ肩肘張らずに着られるし、撥水加工が施されているので多少の汚れにも強い。今、求められるのはこんな一着ではなかろうか。
イタリアンテーラーからの模範解答

「タリアトーレ × エストネーション」のスーツ
ウエストを絞ったシャープなラインなど、ボディコンシャスなスーツを得意とするイタリア発のタリアトーレ。着心地にもこだわりを持つブランドだが、エストネーションとタッグを組むことでよりモダンな仕様に。
ウール100%ながら、縦横2-WAYの伸縮性を実現。肘と膝に入ったダーツやエラスティックなパンツのウエストも快適性をサポートする。
ちなみに正式名称は「チャリンコスーツ」。ゆえにベント裏や裾にはリフレクターが。このまま自転車に乗って遊びにも行ける機能性があれば、きっと仕事もうまくいく。
田邊 剛=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 来田拓也=スタイリング 北村雄太=ヘアメイク 髙村将司、安部 毅、増山直樹、磯村慎介(100miler)=文