2021.01.09
FASHION

カナダグースの最新ダウン2型、そのスペックとデザインを徹底調査!

「ザ・ベストダウン 2020」とは……

寒すぎる。ダウンでも着なきゃ外に出られん。でも、ダウンを買いに行くダウンがない……という愛すべき大人たちに捧ぐ本企画。第5弾はカナダグース!

細微な手仕事でつくられるそのダウンは、日本でも超が付くほど大人気。もはや冬の風物詩と言ってもいい。

では、なぜそこまで我々の購買意欲をくすぐるのか。マーケティング担当の鈴木さんとともに、新作の魅力とブランドの求心力の根源を探っていこう。

カナダグースの数あるラインナップのなかで最も古くからつくられているモデル「スノーマントラ パーカ」。

トレンドを超越したカナダグースの価値

「カナダグースは1957年、カナダのトロントで創業しました。その後、1980年に極寒地で活動する登山家や探検家、遠征隊などのためのパーカを開発し、1982年にはカナダグースを着た登山家がエベレストに登頂しました。この経緯からも分かるように、メイド・イン・カナダブランドとしてずっと信頼のおけるものづくりを行っているんです」。

製品はすべてカナダで製造しているカナダグース。あくまで機能ファーストだというものづくりは、過去にカナダの警察のユニフォームとしても取り入れられていたほど。

また、すべての製品には温度体感指数という5段階の耐寒基準が設定されており、5度~マイナス5度まで対応するウェアから、マイナス30度以下などの極寒地でも着用できるウェアまでが揃う。

「カナダグースのダウンは、一着作るのに13の工程があると言われていて、約60人のスタッフが携わっています。コンセプトはラグジュアリーパフォーマンス。これは贅沢や豪華という意味ではなく、本物の素材を使うこと。暖かいことを良しとするものづくりを標榜しています。それこそカナダ人にとってカナダグースはワークウェアも同然で、ダウンジャケット=カナダグースと言っていいほど日常着として認知されています」。

カナダグースを一過性の流行のように思っている人もいるかもしれないが、これで分かってもらえただろうか。カナダグース=流行りのファッションではないのだ。

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見逃し厳禁の新作「トロント ジャケット」

新作「トロント ジャケット」は伊勢丹新宿店メンズ館にて、1月12日(火)までの限定販売。15万8000円/カナダグース(伊勢丹新宿店 03-3352-1111)

さて、そんなカナダグースが今シーズン発表したのが、ブランド発祥の地であるカナダのトロントに敬意を表したトロント ジャケットだ。

「こちらは、トロントの予測不可能な天候に対応するためのモデルで、ダウン入りアウターシェル、軽量のダウン入りインナーシェルを重ね着することで、極寒地でも十分な暖かさを保てる機能を持っています。もちろんそれぞれセパレートして使えるので、お手持ちの服とのレイヤリングも楽しめますよ」。

アウターシェルとインナーシェル、単体だとマイナス15度だけど、重ね着することでマイナス25度まで耐えられる。

サイドジップ機能は車の運転時など、座ったときのもたつきを避けたり、通気性を高めたり、着脱せずにパンツポケットからモノを取ったりなど、さまざまな用途に対応。
軽量のダウン入りインナーシェルはこんな感じ。

ジャケットには背面にトロントのグラブストラップが付くほか、裾や腕周りにシグネチャーのリフレクターをデザイン。夜間の視認性を高めている。

さらに、手首にはSuicaなどのカードが入るポケットも付いてたりと、冬山と街、双方にフィットしてくれる。こちらは伊勢丹新宿店メンズ館限定アイテム。1月12日まで開催されているポップアップストアにて発売中だ。

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守備範囲が超広い万能選手「アームストロングフーディ」

「アームストロング フーディ」8万0000円/カナダグース(カナダグース 03-6758-1789)

「アームストロング フーディは、耐久性と快適さを両立したハイスペックモデルです。特に寒いときはフードまで密閉することで高い保温力を発揮してくれます。

生地に関しては、ザックを背負うときに擦れやすい肩や脇下、負荷のかかりやすい肘部分をコーデュラナイロンで補強していたり、袖口を伸縮性のあるサムホール付きのリブにすることでフィット感と保温性をキープしています」。

摩耗する部分をコーデュラナイロンで補強。
ドローコードで調節しながら、フードまで密閉することで高い保温力を発揮。

ハンドウォーマーポケットの内側はフリース素材。

街で使う分には申し分ないスペック。ただ、シルエットが少しタイト気味?

「確かに、ゆったりというよりはスリムフィットです。ただ、アームホールがパワーストレッチ素材なのでストレスなく動かせます。表地はフェザーライトリップストップナイロン100%のマットな質感で、裏地は滑りの良いナイロンを袖まで通し、インナーを着込んでも着やすいよう設計されています」。

着にくさを心配する必要はまったくない、ってワケだ。

「また、パッカブル仕様になっていて、左ポケットに収納することで簡単に持ち運ぶこともできます。タウンユースはもちろん、本格アウトドアまであらゆるシーンに対応してくれるダウンジャケットですね」。

ジャケット内側の胸ポケットに収納するとこうなる。

ボリュームを抑えたデザインながらも、確かな着心地と保温力を誇るアームストロング フーディ。こちらは、ブラック、ネイビー、ブルー、レッドの4色展開だ。

カナダグースは、本格的な機能服を打ち出すだけの頭の固いブランドではない。ファッションと本格的なスペック、その両方を搭載したタウンユースとして使える服をしっかり追求し、実際に提案できる数少ないブランドである。

そもそも街着には不要なものを取り入れることがアウトドアミックスの面白さだった。でも、今はもはや当たり前。デザインはデザイン、機能は機能と別々に存在するのではなく、兼備する時代である。そういう視点において、カナダグースはとてもバランスがいい。

今回紹介した2つのモデル然り、一着は持っておきたいブランドだ。

 

[問い合わせ]
カナダグース

03-6758-1789

「ザ・ベストダウン 2020」とは……
冬アウターの王様、ダウン。その温かさ、存在感、使い勝手の良さはアウター界で他の追随を許さず、だからこそ各ブランドは毎冬、渾身作を世に送り出す。さぁ、2020年のキング・オブ・キングスを決めようか。
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佐藤 裕=写真 中田 潤=取材・文

# カナダグース# アームストロングフーディ# ダウン# トロントジャケット
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