センスの良さに感動!季節を遡り9月→10月の着こなし巧者たちを厳選パパラッチ
2020年夏のパパラッチ企画は実現しなかった。だが、スナップはしてある。そこで季節を遡って現在までをたどる、着こなし巧者たちの肖像。
まずは9月→10月の厳選5人をピックアップ!
9月3週目@東京都・中目黒

須賀忠徳さん Age 44
暑い夏にはショートパンツ。着こなしのテイストは人それぞれだが、必ずクリアすべき点がある。それはずばり清潔感。須賀さんの場合は、色使いとアイテムのチョイスが清潔感のキモと見た。
ネイビーとベージュの定番色で無理なく構成し、レザーの編み込みサンダルで大人らしさを担保。ユルいようで緻密に計算されている。
9月4週目@東京都・原宿

宮本好雄さん Age 70
プレッピーの系譜にも連なる、スウェット&ショーツの王道コーディネイト。しかしながらホワイト×パープル×ミントグリーンという1990年代的色使いと、トップスゆったり&ショーツすっきりの最高すぎるシルエットバランスにより、完璧にアップデートされている。
首元に覗くのはいっさいヘタりのない白T。この方のお洒落は本物だ。
9月5週目@東京都・二子玉川

黒田知貴さん Age 38
2020年の夏は長かったから、Tシャツの活躍期間も長かった。大きめサイズがトレンドで、黒田さんが着たグラフィックTシャツも然り。短め丈のテーパードパンツにハイテクスニーカーを合わせて軽快に仕上げている。
ただし本当のポイントは、見た目の合わせやバランス(も素晴らしいが)ではない。18歳の男の子が好むようなアイテムばかりなのに、無理なく自然体。“ファッションに年齢は関係ない”と、改めて教えてくれる着こなしなのだ。
10月1週目@東京都・表参道

佐藤敬太さん Age 42
ワンマイルウェアにおける衣替えのひとつがTシャツ→スウェットへの移行だ。ただスウェット一枚って実は難しい。無地では地味だが派手色では若すぎる。佐藤さんがチョイスしたスウェットはユーズドもの。
そのローファイな左胸のプリントと、キャップ&Tシャツの裾&スニーカーの“白見せ”でメリハリある着こなしに。西海岸のサーファーのようだと思ったら、案の定趣味はサーフィンだそう。人となりが醸し出すファッションを超えたスタイルこそ最強か。
10月1週目@東京都・渋谷

内野賢一さん Age 40
厚着はまだ無理だがレイヤードは楽しみたい。そんな時季に重宝するアウターがGジャンだろう。ペールトーンのスエード素材を選んだ内野さんの目利きは、季節感という点で実に的確。
色に涼やかさを残し質感で秋の訪れを告げている。大きめシルエットを選べばボディバッグとのレイヤードも楽しめるというわけだ。