2019年からスタートしたアシックスとレイニング チャンプのコラボシリーズ。今回到着した第3弾でひと区切りとなるが、ラストも間違いない仕上がりで有終の美を飾った。
第1弾のテーマは日本が世界に誇る古都・
京都だったが、最後のテーマはパリ。
その土地の街並みからインスパイアされたコレクションには毎回高い注目が集まるが、シリーズの集大成とも言える今作はどんな作品にとなったのか、さっそくチェックしよう。
テーマはパリ、モデルは「ゲル・ニンバス22」
このコラボシリーズで毎回特に注目を集めるのが、スニーカー。今作のベースモデルに選ばれたのは、高いクッション性が特徴のランニングシューズ「ゲル・ニンバス22」である。
雲の上を走るようなソフトな履き心地を追求した一足で、足へかかる衝撃を劇的に軽減してくれるクッション性の高さが魅力。実際にランニングビギナーからアマチュアレーサーまで、多くのシティランナーの支持を得る優れものだ。
これに「RESPECT THE DETAIL, MASTER SIMPLISITY(ディテールに敬意を払い、シンプルを極める)」のプリンシプルを掲げるカナダの名工は、どんなアレンジを施したのかというと……。
アッパーにはレイニングチャンプ独自のプレミアムファブリックを採用。シンプルなホワイトカラーを基調に、左右非対称の赤と青のシューレースを差し色として配した(スペアとして、グレーのシューレースも両足分付属する)。
フランス国旗を彷彿させるトリコロールデザイン。一見シンプルでありながら、洗練されたモダンな雰囲気が漂う。歴史や伝統と、新しい文化の融合が常に起こっているパリのイメージを端的に表現している。
ほかにもTシャツやフーディ、ショーツなどのアスレチックウェアも同時展開。
パリを代表するランドマーク、ノートルダム大聖堂前の敷石に配置された「ポワン ゼロ デ ルート ド フランス」の紋様をアレンジしたグラフィックもストリートな趣でナイスである。
これらの実物を手に取りその目で見てみれば、レイニング チャンプがその名の通り“現王者”である由縁を感じ取れるに違いない。
機能性、ファッション性を追求した最後のコラボ作は、ランニングはもちろん、ラウンジウェアやワンマイルウェアにも最適。さっそく、大人のスポカジスタイルをアップデートしてみよう。
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