あれもこれもと盛りすぎスタイルを好んだ時代もあった。憧れのスターを真似ては、必死に背伸びをしたこともあっただろう。しかし年齢を重ね、我々は渋みの似合ういい大人になった。
ならばいま目指すべき「大人カジュアル」とは等身大のスタイルではないだろうか。そんなありのままを楽しむセンスのいい男たちを紹介しよう。
NONNATIVE ノンネイティブ“どこにも属さない”というブランド名のとおり、1999年のスタート以来、国やテイストに縛られない東京発信の服を表現。2020春夏では、1980〜’90sの変化をテーマに中間色を多用する。
何も考えずに着られる、外せないデイリーウェア
株式会社コスモ・コミュニケーションズ 東山貴広さん Age 43ブランド創設時から、ノンネイティブを愛用している東山さん。硫化染めタイプライター生地のコートを、「大事なデイリーウェア」のタイトフィットパンツに合わせている。足元は「グイディのジップアップブーツが落ち着きます」。
変化も一緒に楽しめる数少ない家族のような服
株式会社ビームス コミュニケーションディレクター 土井地 博さん Age 42ノンネイティブは、「自分の感覚に寄り添ってくれる数少ないブランド」だと語る土井地さんは、毎シーズン何かしらに袖を通す。ウエスタンライクなショート丈のコートもそのひとつだ。「説明不要で馴染む感じが好きですね」。
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