スニーカー世代を刺激する「一足触発」 Vol.53
2020.02.11
FASHION

“宇宙ゴミ”から生まれた、ナイキの新たなサステイナブル・スニーカー

ナイキが“宇宙ゴミ”を使ったスニーカーを作り上げた。……と言っても、わざわざロケットで宇宙のゴミを回収してきたワケではない。

ナイキが“宇宙ゴミ”と位置づけているのは、ナイキの工場の床に転がっているスクラップ(廃材)のことだ。これを蘇らせ、新たに作り上げたのが、この度お披露目された「スペース ヒッピー コレクション」である。

「スペース ヒッピー コレクション」。2020年夏発売、価格未定。

土に還るデニム、オーガニックコットンのニット、植物染めの服などなど、今やファッションは、サステイナブルという命題をクリアしながら創意工夫を楽しむ時代に突入した。

ナイキの「スペース ヒッピー コレクション」は、“宇宙ゴミ”というセンセーショナルなワードとポップなデザインで遊び心を見せつつ、その中身は実に堅実で実験的だ。

 

素材にはあの“最速シューズ”の廃材も

アッパーのニット素材には、リサイクルしたプラスチックボトルやTシャツ、糸くずを含む100%再生素材を使用した。

クッショニングには、あの“ナイキ史上最速シューズ”である「ヴェイパーフライ 4%」の製造工場の廃材をベースに採用。具体的には、ヴェイパーフライのミッドソール用フォーム材「ズーム X」を再加工して使用し、二酸化炭素の排出量も通常のナイキ フォームと比較して約半分に抑えることに成功したという。

また、ソールには、ナイキのリサイクルプログラム「ナイキ グラインド」のラバーを15%配合。リサイクル素材の使用にこだわった結果、「スペース ヒッピー コレクション」は、ナイキ史上、もっとも低い炭素排出スコアを実現し、地球に優しいコレクションとして完成を迎えた。

ソールが白いこちらの一足はウィメンズ専用。

デザインも秀逸で、落ち着いたグレーのアッパーはどこか廃材を思わせ、ソールに散りばめられた粒は宇宙に漂うゴミを連想させる……なんて言うと悪口にも聞こえるが、そうした個性こそがこの時代では逆に新鮮で、未来的なイメージにも繋がっている。

 

ナイキによると、デザイナーには環境問題を解決する責任があり、その責任を具体的なプロダクトに落とし込んだものこそが「スペース ヒッピー コレクション」だという。そしてこれは「気象変動問題の緊急性に対応する一歩」に過ぎないとも。

コレクションは今夏、SNKRSおよび一部ナイキ販売店で発売予定。この夏は“宇宙ゴミ”由来のスニーカーで、ナイキとともに歩もうか。

 

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ナイキ カスタマーサービス
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# ナイキ# サスティナブル# スニーカー
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