オシャレな大人を大量捕獲!「街角パパラッチ」2020冬 Vol.32
2020.01.26
FASHION

男のロマン? それとも若気のいたり? ロン毛は俺をこう変えた

職業柄、年を重ねてみて、あるいは所帯を持つようになって……。理由は人それぞれだとしても、大なり小なり“社会”と折り合いをつけることで今となっては気楽に髪を伸ばせる人は少ないかもしれない。
でも、だからこそロン毛にはロマンがあり、僕らはそれを信じて疑わないのだ。若気のいたり、俳優に憧れて、ファッションの影響でロン毛に魅せられた男たち。ここでは彼らの過去と現在を紐解きながら、ロン毛の魅力を改めて考える。

もちろん、今でも環境が許せばまたロン毛にしてみたい

モデル 大石 学さん

モデル 大石 学さん Age 44
きっかけは、2013年から1年以上かけた世界一周旅行。「髪が伸び出した頃にタイで買ったヘアバンドを着けたら、旅のスタイルとも相性が良く、以来旅行中は伸ばしっぱなしでした。切らずにいると自然にウェーブ感が出てくるのが気に入っていましたね。いわば“旅行中だけの髪型”、そのロマンを体感できるのが良かったんだと思います」と当時を振り返る。

今はオーシャンズをはじめ、モデル業でのニーズに合わせてショートヘアに。「旅から戻った途端、また旅をしたくなるように、髪を切ると伸ばしたくなる(笑)。ありのままの自分を出している感じがして、伸ばしている人を見ると羨ましくなります。次はヴィンセント・ギャロのように、洒落すぎないロン毛を目指したい!」。

 

やめてたことをきっかけにいい年の取り方を意識するように

「グローブスペックス」代表 岡田哲哉さん

「グローブスペックス」代表 岡田哲哉さん Age 60
今では白髪も活かした貫禄のあるツーブロックが板につき、アイウェア業界のジェントルマンとして知られる岡田さんにも、ワイルドなロン毛時代があった。「もともと髪型に対してコンセプトがなく、行きつけの店で担当の美容師さんにまかせていたのですが、7年くらい前に相談して、たまには伸ばしてみようかと。当時、ジャケットやスーツなど、少し堅めのファッションに傾倒していたので、ギャップがつけられる長髪がお気に入りでした」。

現在の髪型は人生でも特に短いほうなのだとか。「エリック・クラプトンも若い頃は髪が長く、年を取ってから短くして格好良くなりましたよね。彼の人生に自分を重ね合わせ、あんなふうにいい年の取り方をしたいと思うようになりましたね」。

 

今、モデルとしていられるのは実は伸ばしていた髪のおかげ

モデル 安井達郎さん

モデル 安井達郎さん Age 31
ヒッピーのようなスタイルの先輩に憧れ、無目的に髪を伸ばし続けていた大学生時代。その長髪が、安井さんの運命を変えることになるとはつゆ知らず……。「当時、バサッと髪を下ろしたまま街を歩いていたら、カメラマンさんに声をかけられて、初めて雑誌に載りました。今思えばこの経験がモデルになるきっかけ。だから当時ロン毛だったからこそ、現在モデルとして働けているといっても過言ではないんですよ」。

就職活動を機に、いざ長髪を切ることになったときの寂しさはひとしお身に染みたそう。「長年連れ添った仲だったので、心にぽっかり穴が開いたような感じでした。僕にとって学生時代のロン毛は恩人であり、青春そのもの。あのときロン毛で良かった〜(笑)」。

 

スターに憧れて真似したけど全然似合ってなかったなぁ……

スタイリスト 荒木大輔さん

スタイリスト 荒木大輔さん Age 43
江口洋介さんや木村拓哉さんがドラマで肩まで伸びた長髪をなびかせていた1990年代初期、専門学校生だった荒木さんはその影響をモロに受けた。「おふたりは当時もそりゃ格好良かったですから。真似をしてぎりぎり結べる長さまで伸ばしました。純粋にファッションやトレンドを追いかけていた頃です」。

だがロン毛をバッサリ切った日の記憶がない。その理由とは?「スタイリストのアシスタントについていた頃、ミスをすると反省の意味を込めて坊主頭にさせられて。それがたび重なって(笑)、正直、いつちゃんと切ったのか覚えてない。今思えば、全然似合ってなかったこともわかったし、自分に似合う髪型を見つけるきっかけになっただけでも儲けものです(笑)」。

# ロン毛# 髪型
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