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2020.01.11

ファッション

安心感か、冒険心か。カシミヤマフラー “究極の二択” 、どっちを選ぶ?

二択って本当に難しい。それが異なる方向性の二択であれば悩みはさらに深くなる。例えば、SUVを選ぶかセダンを選ぶか。ロックのアリーナライブかクラシックのコンサートか。新年会は鍋か焼き肉か(!?)。
この2つのバーバリーもまた、安心感と冒険心という異なる意味で我々を悩ませるのである。
防寒性という意味でもカシミヤのマフラーは冬の重要アイテム。/バーバリー
防寒性という意味でもカシミヤのマフラーは冬の重要アイテム。パーティシーズンのジャケットスタイルにはもちろん、ラフなデニムスタイルにもマッチ。「究極の二択」と言ったけど、どちらを選んでも正解だ。[左]H168×W30cm 12万円、[右]H200×W50cm 9万円[ともに予価]/ともにバーバリー・ジャパン 0066-33-812819
左はお馴染みのハウスチェックのマフラー。素材は上質なカシミヤで、抜群の肌触りを約束してくれる。ちょっとボリューム感があるのは、裏面がキルティングの中綿入りで保温性が高くなっているから。そしてしなやかなラムスキンのトリミングで「大人顔」に仕上げた佳品である。アップデートされているけれど、我々がよく知るチェック柄により、圧倒的な安心感を与えてくれるというわけだ。
もう一方の大判マフラーは、大胆にしてシックなモノグラムパターン。創業者トーマス・バーバリーのイニシャル「TB」をデザインしたもので、こちらも素材はカシミヤ。だが織り地を天然水で洗浄したのちにブラッシングすることで、独特の毛羽立ちを獲得。品の良さと男っぽさが融合した、色気のある風合いなのだ。少しの冒険で、いつものコーデに新味が加わるに違いない。
冬の小物として優先度の高いアイテムとなるカシミヤマフラーにおける、バーバリーからの選択問題。難しくて楽しい、究極の二択なのであった。
 
清水健吾=写真 来田拓也=スタイリング 加瀬友重=文


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