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2019.11.15

ファッション

話題の「ディオール エッセンシャル」でキム・ジョーンズが作った服

PREMIUM BRAND × DAILY STYLE
DIOR ディオール
2018年より、キム・ジョーンズがメンズの指揮を執るディオール。モードとリアルの均衡を図る彼のクリエイションは秀逸で、70年以上続くメゾンに早くも新たな魅力を与えている。そして9月には、メンズに欠かせないワードローブで構成する「ディオール エッセンシャル」をローンチ。ひとりよがりにならないモードで新境地を開く。
9月にローンチされた「ディオール エッセンシャル」は、その名のとおり、男に必要不可欠な“エッセンス”をメゾンの視点で作っていくコレクションだ。
ジャケット24万円、パンツ9万3000円、パーカ9万4000円、Tシャツ5万7000円/すべてディオール(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)
9月にローンチされた「ディオール エッセンシャル」は、その名のとおり、男に必要不可欠な“エッセンス”をメゾンの視点で作っていくコレクションだ。となると、ディオールにとってブラックテーラードは真っ先に挙げられるものだろう。
上質なウール仕立ての一着はきわめてスタンダードなシルエット。しかし、ラペル下の隠しベルトを反対側の身頃にあるボタンに掛ければ、どこかモードな雰囲気に早変わり。基本がシンプルだから、合わせる服もパーカで十分。このカジュアルさが何よりの魅力だ。
 
目の詰まったニットは肉厚でスウェット感覚、でもカシミヤ製で肌触りは極上。/ディオール
ニット11万5000円、パンツ10万5000円、スニーカー12万円/すべてディオール(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)
目の詰まったニットは肉厚でスウェット感覚、でもカシミヤ製で肌触りは極上。そして、レングスなどのさじ加減が難しいパンツはアジアンフィットで我々に優しく、それに合わせたスニーカーはローテク……と思いきや、透明のテクニカルファブリックがアッパーを覆ってハイテク感を漂わせる。シンプルなのにサマになるモノトーンスタイルの背景に、メゾンの遊び心や配慮が隠れている。
 
汎用性の高いスポーティなダウンジャケットは、ジャカード織りのナイロンシェルで「ディオール オブリーク」パターンがうっすら浮かび上がる。
ダウンジャケット25万円、スウェット7万5000円、中に着たポロシャツ5万6000円、パンツ9万3000円/すべてディオール(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)
「ディオール エッセンシャル」の根幹には、クラシックな色、タイムレスなシェイプ、伝統を反復するディテールという3つがある。その象徴的アイテムを選ぶならコレだろう。汎用性の高いスポーティなダウンジャケットは、ジャカード織りのナイロンシェルで「ディオール オブリーク」パターンがうっすら浮かび上がる。控えめなメゾンの主張に好感を覚える。


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