2019.11.07
FASHION

着るだけで風格漂う。セリーヌ、プラダ、ジル サンダーのランウェイを飾ったコート

人は服道楽と言うかもしれないが、一向に構わない。ランウェイで脚光を浴びたスター性は、ほかの何にも代えられないから。無二の存在を自分の味方にすれば、風格も上がり、なりたい自分にも近づけるかもしれない。そんな夢を無にはできないよね?

「セリーヌ」
ロンドンのカルチャーをこの一着で

「セリーヌ」 ロンドンのカルチャーをこの一着で

スタイルとは、自らを通底する一本の筋のようなもの。エディ・スリマンは、どのメゾンでもブレない世界観を見せてくれるから、多くの人に支持されるのだろう。

「ロンドン・ダイアリー」と掲げた今季キーワードのとおり、ウールにモヘアとナイロンを混紡し、光沢と軽量感を備えたモノトーンのツイードコート/セリーヌ
45万5000円/セリーヌ ジャパン 03-5414-1401

「ロンドン・ダイアリー」と掲げた今季キーワードのとおり、ウールにモヘアとナイロンを混紡し、光沢と軽量感を備えたモノトーンのツイードコートからは、ストリートカルチャーの中心地、ロンドンの空気感が存分に感じられる。「音が聞こえる」などと評されるこうした服は、まさにエディのスタイルそのものだろう。

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「プラダ」
ブランドアイコンを自在に表現

どこかで見た質感のコート。プラダではお馴染みのアイコニックなブラックナイロンによるシェルだ。

どこかで見た質感のコート。プラダではお馴染みのアイコニックなブラックナイロンによるシェルだ。ラグジュアリーなボア襟に加えて、4つのフロントポケットやウエストコード、袖ポケットなど、ミリタリーのディテールをコラージュ。

今季のコレクションを紐解くキーワードのひとつ「ロマンチックポップビジョン」をどことなく匂わせるミクスチャースタイル/プラダ
47万1000円[予価]/プラダ 0120-451-913

今季のコレクションを紐解くキーワードのひとつ「ロマンチックポップビジョン」をどことなく匂わせるミクスチャースタイルには、セルフオマージュともとれる自由なクリエイションがほとばしる。高い防寒性や、合わせやすい黒という実用性も貫禄の安心感。

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「ジル サンダー」
ブランドの伝統と革新を纏う

メンズテーラリングの伝統技法、そして、旧来の伝統を打ち破る姿勢。相反する2つのテーマを今季のコレクションに掲げたジル サンダー。

メンズテーラリングの伝統技法、そして、旧来の伝統を打ち破る姿勢。相反する2つのテーマを今季のコレクションに掲げたジル サンダー。軽量ウールサージによるロングコート「トロイ WS」は、職人が長く培ってきたテーラー技術を用いて、先端的なルーズシルエットを表現する。

軽量ウールサージによるロングコート「トロイ WS」は、職人が長く培ってきたテーラー技術を用いて、先端的なルーズシルエットを表現する。/ジルサンダー
53万7000円/ジルサンダージャパン 0120-919-256

随所にミリタリーディテールを忍ばせつつ、その象徴であるセージカラーを上品なペールトーンとし、二面性を一着で表現。温故知新とでもいうべき、時の超越を体現しているかのよう。


鈴木泰之=写真(静物) 髙村将司、川瀬拓郎、増山直樹、押条良太(押条事務所)=文

# ジル・サンダー# セリーヌ# プラダ# コート# ロマン派
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