オーシャンズな男は「ずばりDENIMに戻りたい」 Vol.43
2019.10.23
FASHION

「ユルいきれいめ」が女性から好印象な理由は? 実際に集めた5つの証言

細身な服=きれいめ。そんな方程式が常識だった世を生きた大人にとって、「ユルいきれいめ」な服は歓天喜地、まさにカラダも心も喜ぶ思いだろう。

ここでは「ユルいきれいめ」な服について、作り手からPRまでファッションに携わる5人の女性に聞いてみた。というのも、女性デザイナーがそういった洋服を手掛けることも多く、異性からみても高支持率だというから。その理由は何か? 我々の視点だけじゃわからない魅力が浮かび上がってきた。

 

「惹かれるのはコテコテよりもちょっと隙と遊び心のある人」

「マディソンブルー」のシャツ
シャツ4万5000円、デニム3万8000円/ともにマディソンブルー 03-6434-9133、Tシャツ 4万8000円/ジ エルダー ステイツマン(サザビーリーグ 03-5412-1937)、ネックレス2万8000円/オール ブルース(エドストローム オフィス 03-6427-5901)、リング5万5000円/トムウッド(ステディ スタディ 03-5469-7110)

着用アイテム
「マディソンブルー」のシャツ
デザイナーが愛してやまない、古着をベースにデザインしたシャツ。レーヨンとリヨセルのポプリン素材にはニドムバイオというヴィンテージ感を出す加工を施し、トロッとした色っぽい落ち感をみせる。さりげなく胸ポケも傾斜させ、大きめシルエットを引き立てているのも絶妙。

「マディソンブルー」デザイナー 中山まりこさん
昔から古着が好きで、メンズものをよく買っていました。そういったアイテムでフェミニンに着られるものがないかな? と思ったのがブランドを始めた理由のひとつ。そうして女性向けにエレガントなものを作ったら、逆にそのエレガントなテイストを男性が取り入れることの面白さにも気付いたんです。

同じ古着好きでも男の人は作り込みやルールに縛られがちだけど、それを引き算しながら楽しみたくなるのは、やっぱり女性ならではなのかなぁ。こちらのシャツも引き算の目線で作りました。コテコテよりもちょっと隙があるくらいのほうが、大人の男の人はチャーミングで素敵だなぁと思うんです。

PROFILE
’80年代より広告・雑誌・音楽など幅広いフィールドでスタイリストとして活動。2014年にマディソンブルーを設立、現在では女性人気だけでなく男性からも大きな支持を得るブランドに成長。

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「上品さとラフさのバランス感が大切です」

「スタジオ ニコルソン」のシャツジャケット
シャツジャケット4万5000円/キーロ 03-3710-9696、Tシャツ8000円/ウェルダー info@wellder.jp、パンツ3万4000円/コモリ(ワグ インク 03-5791-1501)

着用アイテム
「スタジオ ニコルソン」のシャツジャケット
イタリア、オルメテックス社のコーテッドコットン素材を使ったジップアップシャツは、ジャケット感覚で着られる汎用性の高い1枚。深いネイビーの色合いがノーブルだ。

「ブルーム&ブランチ」PR 西村佳純さん
ニコルソンの洋服を見ていると、構築的すぎないシルエットや素材選びによって、カジュアル服でもエレガントに見えるんだなぁと思いました。ラフさと上品さのバランス感がいいな、と。女性デザイナーのセンスがあってこそ、なんでしょうね。品を感じる服を、品のある色みでまとめるのが大人らしくて魅力的です。

PROFILE
販売職を経て渡仏。帰国後は数社でPRやバイイング、VMDに携わり現職に。趣味はヨガで、登山とスキーが目下の関心事項。

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「頑張ってる感がないことって結構重要」

「エムエイチエル」のニット
ニット1万9000円/アングローバル 03-5467-7874、シャツ4万3000円/スタジオ ニコルソン(キーロ 03-3710-9696)、パンツ1万5000円/エルイー(レショップ 03-5413-4714)、ヴィンテージの腕時計19万8000円(江口時計店 0422-27-2900)

着用アイテム
「エムエイチエル」のニット

ざっくりと編まれた、ローゲージニット。オーセンティックなスタイルでも着丈は少しだけ長めでスマートなシルエットに設定されている。袖を通したときの軽やかさも魅力的。

「サンスペル」PR 佐藤恵里さん
英国ブランドらしい、上質なシェットランドウールを使ったニットは柔らかな風合いやネイビーの色合いに上品さをすごく感じます。私自身、男性のやりすぎ感や頑張ってる感があまり得意ではなくて(笑)。こんなニットを、中にシャツを挟んだり、きれいめなボトムスに合わせてシンプルにまとめるくらいが理想ですね。

PROFILE
20代半ばで上京し、PR業に就く。学生時代は部活でダンスに明け暮れたという隠れ体育会系。美味しいお酒とご飯が日々の糧。

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「我慢や無理は禁物。自然体が一番です」

「サイベーシックス」のコート
コート8万8000円/マスターピースショールーム 03-5414-3531、ニット3万2000円/エイトン(エイトン 青山 03-6427-6335)、パンツ2万6000円/ロンハーマン 03-3402-6839、ブーツ2万3000円/クラークス オリジナルズ(クラークスジャパン 03-5411-3055)

着用アイテム
「サイベーシックス」のコート
ファブリックメーカー、小松マテーレの特殊な染色技術によって製品染めされたナイロンタフタ製。裏地を省いているため、さらっと着やすい、都市型デザインのモッズパーカ。

「マスターピース ショールーム」PR 山田貴子さん
サイは同じスタイルのアイテムを男女両方で提案している分、男くささは控えめなのが好感が持てます。男性のおしゃれは女性に比べ我慢の度合いが強めな気がしますが、このコートは軽快感があります。その自然体で優しい雰囲気がいいですね。

PROFILE
20代の大半をオーストラリアで過ごし、帰国後はPRに。最近は筋トレに傾倒中というアクティブ派の一面を持つ。好物は餃子。

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「大人に必要なのは、1にも2にも清潔感!」

「コンテンポ」のジャケット、パンツ
ジャケット4万2000円、パンツ2万2000円/ともにヤエカ ホーム ストア 03-6277-1371、カットソー3500円/ロサンゼルス アパレル(ジャーナル スタンダード 表参道 03-6418-7961)、サングラス3万4000円/モスコット(モスコット トウキョウ 03-6434-1070)、スニーカー1万円/ナイキ スポーツウェア(ナイキ 0120-6453-77)

着用アイテム
「コンテンポ」のジャケット、パンツ
ヤエカが手掛けるブランドのひとつ、コンテンポのアンコンセットアップ。高い伸縮性を備えるレーヨン混ポリ素材で、シックだけど程良くスポーティ。

「サードマガジン」PR 中山彩子さん
クリーンでシンプルだけど、決してつまらなくならないのがこのブランドの素敵なところ。仕立ての良さや生地の質の良さが、そう思わせてくれるんでしょうね。グレーのセットアップって、ザ・オジサンになりかねないけど、これはTシャツに合わせるだけで爽やか、かつ知性も感じますね。

PROFILE
PRやバイヤーを勤めた後、昨年、日本ではまだ珍しいショールーミング型セレクトショップ、サードマガジンを発足する。無類の麺好き。

三瓶康友=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 来田拓也=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク 今野 壘=文

# ユルいきれいめ# 女性デザイナー
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