2019.10.12
FASHION

ユルくて上品を目指して辿り着いた「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」のプリーツ服

細身な服=きれいめ。そんな方程式が常識だった世を生きた大人にとって、「ユルいきれいめ」な服は歓天喜地、まさにカラダも心も喜ぶ思いだろう。

自然体を是とする現在の潮流が生まれるはるか前、まだカッチリとした装飾的なファッションの全盛期。それを尻目に、力の抜けた洒脱さを追い求めた気鋭デザイナーたち。彼らが描いていたビジョンとは?

着心地も心も快適な服を目指して、行き着いたプリーツという手法

着心地も心も快適な服を目指して行き着いたプリーツという手法/オム プリッセ イッセイ ミヤケ
シャツ2万3000円/オム プリッセ イッセイ ミヤケ(イッセイ ミヤケ 03-5454-1705)、Tシャツ1万6000円/カンタータ(カルネ 03-6407-1847)、パンツ2万8000円/セラー ドアー(シップス 銀座店 03-3564-5547)

日本を代表するデザイナー、三宅一生といえば、生地への生半可ではないこだわりでも有名だ。その中でも象徴的なのが、プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ。

糸から作ったポリエステル100%の生地を使い、製品の約1・5倍の大きさで裁断・縫製した洋服にプリーツ加工を施す独自の技法。“女性のための活動的な服”としてデザインされたものだ。

「A Walk in the Park」をテーマにした初のショー。

最初に世に示されたのは1988年で、その後’93年に発表されたコレクションからは単独ブランドとして展開され、以降はモードのアイコンとなった。それから20年後の2013年、メンズに向けてこの技法だけで提案される形で始まったのがオム プリッセ イッセイ ミヤケだ。青森大学男子新体操部の演技とともにお披露目されたそのコレクションは、このプリーツの軽やかさやアクティブさを強烈に印象づけた。

2019年1月、パリ・ポンピドゥセンターで行われたプレゼンテーションの様子。

今年は初めてパリコレにも参加。シワにならず、軽量で持ち運びもしやすく、ケアも簡単。それでいて、洗練されているという、まさに現代人の要望をすべて網羅した服。袖を通して心地良さを実感するたび、その根幹となるアイデアが30年以上前に生まれたことに驚かされる。

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PICK-UP ITEM

そんなオム プリッセ イッセイ ミヤケのオススメアイテムをピックアップした。どれも羽織ものだから、Tシャツの上からさらっとどうぞ!

深いネイビーのトラッカージャケットタイプ。/オム プリッセ イッセイ ミヤケ
4万8000円/オム プリッセ イッセイ ミヤケ(イッセイ ミヤケ ︎03-5454-1705)

深いネイビーのトラッカージャケットタイプ。同色でまとめたボタンが都会的。


上品なカーキとスポーティなスタイルの組み合わせ。もちろん裏地はなしで、袖や裾のリブ以上にボディが高い伸縮性を備えているのが面白い。
6万8000円/オム プリッセ イッセイ ミヤケ(イッセイ ミヤケ ︎03-5454-1705)

上品なカーキとスポーティなスタイルの組み合わせ。もちろん裏地はなしで、袖や裾のリブ以上にボディが高い伸縮性を備えているのが面白い。


発色のいいスタンドカラーのロングシャツ。/オム プリッセ イッセイ ミヤケ
2万4000円/オム プリッセ イッセイ ミヤケ(イッセイ ミヤケ ︎03-5454-1705)

発色のいいスタンドカラーのロングシャツ。肩がかなり落ちたデザインで、アームの途中からプリーツの方向が切り替わっているのが目を引く。体型を選ばず見栄えするのもうれしい。


三瓶康友=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 来田拓也=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク 今野 壘=文

# オム プリッセ イッセイ ミヤケ# モード# ユルいきれいめ
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