ワイドテーパードのデニムをいつもの服に。それだけで“いい感じ”になる4実例
ボトムスのシルエットが「ちょっと違う」だけで、全身のバランスが変わる。当然、トップスやその他のアイテムはいつものままでよろしい。
その筆頭ボトムスが、ワイドテーパードのデニムなのだ。デニムだからいつもの服に違和感なく合わせられて、いつもと違う雰囲気が楽しめる。その実例をどうぞ!
ワイドテーパードデニムに「シャツ」を

股上が深いワイドテーパードなら、シャツをタックインしたスタイルも上品さを維持しつつバランス良くまとまる。
デニムはユナイテッドアローズ クリエイティブディレクター松本真哉さんも「デニム離れに待ったをかけるデニム」として語るキモ入りの新作で、リジッドカラーに映えるゴールドカラーのトップボタンやリベットが新しい。
ワイドテーパードデニムに「ボーダーT」を

「LEJ 570 バギーテーパー」と名付けられたこのデニムは、1999年に生まれ、この秋復刻した話題の「リーバイス エンジニアード・ジーンズ」からの1本。コレクションの中でも最も太いバギーシルエットと、靴とのバランスを美しく見せるために設計した裾にかけて細くなるテーパードラインが特徴だ。
これを、言うまでもなくデニムと相性抜群のマリンボーダーTとコーディネイト。立体裁断による丸みを帯びたワイドテーパードなら、軽く柔らかな印象にまとまる。
ワイドテーパードデニムに「ブルゾン」を

ワイドなテーパードの脚長効果を最も実感できるのが、短丈ブルゾンとの組み合わせ。リジッドデニムを主役に全身の色使いを抑えれば、テーパードによるスッキリとしたレッグラインが強調される。
デニムはデザイナーの石川俊介さんが今季立ち上げたサステナブルなもの作りにこだわるブランド、テクストのもので、オーガニックコットン製。きれいな色落ちも楽しめる伝統的なロープ染色で表現した濃紺がクリーンな印象を与える。
ワイドテーパードデニムに「スウェットシャツ」を

きれいめスタイルに不可欠な、リジッドデニムに次いで買い足しておきたいのがブラックデニムだろう。こちらは2016年にスタートしたジャパンブランド、ロトルの定番モデル「ツイスト」をベースにスーパー エー マーケットが別注したもの。
経糸&緯糸ともに黒を用いたマットブラックの生地にウォッシュ加工を施しこなれた風合いに。サイドシームが斜めに走る立体裁断も特徴だ。
谷田政史(CaNN)=写真 菊池陽之介=スタイリング yoboon(coccina)=ヘアメイク 髙村将司、川瀬拓郎、いくら直幸、増山直樹=文