憧ればかりが先行し、王道の着こなしばかりに熱中しがちなキッズの頃から時間も経って遊びやヒネリを楽しむ気持ちの余裕も生まれてきた。
あの頃は気付かなかったけど、こうしたらもっとこなれて見えるんじゃない? そんな役立つロンTの着こなしのイロハをまとめて検証!
あえてロンTが醸すカルチャー感をなくしてみる
かつて見てきたカルチャーアイコンは、往々にして着ているTシャツに落書きをしたり、ハサミを入れたりと、好き勝手しがちだった気がする。衝撃的でもなんだか格好良く見えて、思わずマネしそうになったけど踏みとどまった人もいれば、居ても立ってもいられず実践してしまって、お気に入りの一枚を台無しにした人もいるだろう。それは極端な例だけど、ロンTはただ着るだけじゃなくて、どう着るかで個性が如実に出るのが面白さだ。
例えば何げなく袖をたくし上げてリラックス感を出すのもありだし、“いいブランド”のクロノグラフなんかを身に着けるのも手だ。ロンTのカジュアルさとクロノグラフのスポーティさは相性良く、腕時計が醸す高級感も素敵な大人を演出してくれる。
ノーベルトで前だけタックインなんていうのもスタイリングをフレッシュにしてくれる。足元はスニーカーではなく革靴が気分だ。肌が見えるより、靴下をはいてきちんと感を出すほうが女性からの支持率は高い。
タブーではないけれど、気をつけたいのはやっぱりやりすぎ感。そもそも気負いなく付き合えるロンTを選んでいるのに、それを生まじめにアレンジしすぎては台無しだ。パッと見た瞬間に「いつもこうやって着てるんだろうな」と思わせるくらいの違和感のなさを保っていられたら最高なのです。「大人と少年性」のバランスが取れた着方が自分のものになったとき、ロンTは男を格好良く見せる最高の武器になるはずだ。
袖をたくし上げてニュアンスある着こなしにシャツの着こなしテクニックと同様、袖をたくし上げるだけで、洒落た雰囲気を漂わす。最も簡単なテクニックだ。
腕元にはラグジュアリーでスポーティなクロノグラフをロンTのカジュアルさには、スポーティなクロノグラフが好相性。いいブランドのクラス感にあやかって品格を味方につけたい。
前だけタックインでユルさと緊張感のメリハリをきちんと感を出すにはタックインが効果的だ。無造作に前だけ入れて、適度なラフさを出すとこなれて見える。
意外な組み合わせ!? ハズしとしての革靴をチョイスロンTと革靴との意外なマッチング。裾をロールアップして、覗かせるスポーティなラインソックスもアクセントに。
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