いまだ暑さが残っていても暦は秋。
OCEANSコラボマーケットでも早速、これからの季節に役立つアイテムを用意した。今回コラボして作ったのは、あらゆるスタイルに使えるニットとネックレス。
極上のモヘアニットアイテムに続き、今回紹介するのは“ギラッ”よりも“サラッ”と洒落たい大人のための金のネックレス。
アクセサリーは着けない派のモデル渡辺 剛さんと、本誌連載「種カジのタネあかし」が好評のアクセサリーにも造詣が深いフリープランナー種市 暁さんに、リアル私服と合わせて使い勝手を検証してもらった!
「ヨイアカツキ」のゴールドネックレス
サラッと格好いい大人が目指すべき飾り気とは何か? と、思いを致した矢先に出合ったのがヨイアカツキ。姉妹のデザイナーが手掛けるジュエリーブランドで、基本はレディスのみを扱う新鋭だ。
彼女たちと考えた“オッサンのアクセサリー”の最適解、それはギラッ!と見えない金のネックレスである。細身のチェーンの左右に小さなチャームを一つずつ備え、一方にはダイヤを埋め込んだ。
インパクトのあるゴールドながら奥ゆかしい仕上がりで、モデル名は「ルマハイ」と付けられた。これは湾の左右に岩が鎮座するカウアイ島のビーチに由来する。
チェーンもチャームを境に輝きの違うK10とK18で切り替えるこだわりよう。静かに放つ存在感を首元から覗かせれば、不思議と色気を感じさせる。大人の「サラッ!」にちょうど良い一本だ。
「留め具のズレ問題も解決してるのがうれしい!」
日頃より、「白髪やシワも増加中の枯れたオッサンこそ、艶のあるアイテムが似合う」と提唱する種市さん。セットアップのVゾーンからさりげなく色気を醸すネックレスを大絶賛する。
「悪目立ちせず誰にでも似合うのに加えて、何より評価したいのは実用性。左右のチャームがあるおかげで、留め具が重さで前に落ちてくるという、チェーンネックレスの“あるある問題”を解消している。素晴らしい!」と、ブランドの細かな配慮にも感心する。
「ニットにも引っかからない繊細さがいいね!」
普段アクセサリーは着けない派という渡辺さんは、「嘘じゃなく、そろそろ大人なネックレスが欲しいと思っていたんです」というジャストタイミングでの出合い。
ゴールドが理想だけど派手すぎ? と躊躇していたが、着けてみると「繊細なチェーンは、主張しすぎない絶妙の塩梅。チャームのひとつにはダイヤが入っていて、光を受けたときに輝くのもいいですね。細いチェーンでニットの外に出しても引っかからず、服を傷めないのもありがたい」と、マジで購入する5秒前の様子。
「ヨイアカツキ」とは?
2015年、ハワイ・カウアイ島にて日本人姉妹、ヨイ&ノイがスタートしたジュエリーブランド。ダイヤモンドやブラックパールを使ったジュエリーを得意とし、感度の高い人たちから注目を集めている知る人ぞ知る存在だ。シンプルさの中に独自の世界観をミックスしたデザインが魅力。また、着用した際の見え方までを考慮に入れ一つひとつ職人が手作り、受注生産のスタイルをとる。
ゴールドアクセサリー、そのギラッとしたイメージを180度覆す今回のネックレス。年を重ねたからこその“枯れ感”をサラッと“色気”に変える一本は、オッサンのファッション常備薬としてぜひ首元に備えて頂きたい。
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オーシャンズ別注オリーブニットの、リアルスタイル実例」を見る
山本 大=写真(人物) 渡辺修身=写真(静物) 星 光彦=スタイリング yoboon(coccina)=ヘアメイク 髙村将司=文