ヒッピーカルチャー再興の兆しか、はたまた’90年代リバイバルの流れなのではないかと、ファッション業界人の見解。それらの流れを汲み、各ブランドがこぞってタイダイのアイテムをリリースしている。しかも、昔ながらの目が回りそうなカラフルな色みだけではなく、落ち着いた配色や現代的シルエットのボディにアップデートされたものだ。
つまり、かつて袖を通した人も、そうでない人にも新鮮に映るやつとして帰ってきたのだ。つまりは、やっぱりタイダイは着るだけで心も装いもピースフルになるってこと!?
「ビューティ&ユース」
1枚ずつ色の入り方が異なり、タイダイの“ならでは”を楽しめるTシャツ。彼ららしいクリーンな配色で大人のタイダイを提案する。
「オリジナルチャコール」
ポケTをメインに展開するセレクトショップ、チャコール トーキョーのオリジナル。タイダイTでもポケットはもちろん健在で、ブルートーンのグラデーションにこだわった秀逸な染めもさすが。
「エディフィス ラ ブークル」
タイダイ染めによる大胆なボーダー、それだけで見慣れた柄も新鮮に付き合えそうなこちら。広めの身幅&ドロップショルダーと肉厚なボディによる、独特なボリューム感が持ち味だ。
「J.Sホームステッド」
かつては和装の高級素材だった「ちぢみ」を使った1枚はコントラストが強くインパクト大。吸水・速乾性に優れる素材ゆえ、暑いこれからの季節に打ってつけ。
清水健吾、山本雄生=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 荒木大輔、菊池陽之介=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)、松本和也(W)=ヘアメイク 加瀬友重、谷中龍太郎、黒澤卓也=文