脚が細くて「短パンは履けない男」が華麗に克服するまで
体型による服選びの悩み。これは誰もが抱えるもので、“いい体”のアスリートだって例外ではない。本企画では、3名のアスリートと、2名の同世代に登場してもらいつつ、体型とファッションのいい関係の作り方を導き出す。
お洒落な人でも、ファッションの悩みはある。今回ご登場いただくのは「細過ぎるのが悩み」の藤島崇広さん。藤島さんもまた、かつて「街角パパラッチ」させていただいたお洒落なオッサン代表である。
待ち合わせ場所で合流してみると……え? 言うほどガリガリ? と疑問符が。
パパラッチのときは冬だったからなぁ。
サーフテイストの王道アメカジスタイルで、シルエットもしっかり計算されている。少しだけゆとりある服を着ることで身体の線の細さを感じさせず、むしろ黒と青というシンプルな色使いがとてもサーファーらしいワイルドな印象を抱かせるのだ。
そんな藤島さんでも、細身であるがゆえのファッションの悩みもお持ちだそうで。
「実は、脚が細すぎて短パンをはくのは避けているんですよ」。
なるほど。もうこの時季、できることならハーフパンツで気持ちよく過ごしたいでしょうね。ということで今回お邪魔したのは新宿ルミネ2にあるアーバンリサーチ。カジュアルなデイリーウェアが売りのショップで、藤島さんの悩みを攻略、よりファッションの幅を広げよう!
ガリ男が選ぶべきアイテムは? アーバンリサーチを探検!
今回、店案内してくれたのはアーバンリサーチルミネ新宿店の店長代行、小島惇史さん。さっそく店内を探索してみよう。
「こちらのシャツは去年ヒットしたものに柄を加えた新作です。サラサラして着心地もいいですし、“大人のアロハ”って感じに捉えてもらえるといいかと思います」と小島さん。
藤島さんも海男だけあって好反応。「自分では選ばないですけど、着てみたくなりますよね(笑)。着こなし方はわからないですけど、いや、本当にカッコいいと思います」。
続いて小島さんが立ち止まったのが……
スニーカーのコーナー。手にとったのは、おっと、ホカ オネオネじゃないですか。「気になってはいたんですよ。まだ試したことはないんですけどね」。最近街でよく見かけるようになりましたよね。
小島さん、やっぱりこれ、最近の売れ筋ですか?
「そうですね、ウチでも人気は高いです。見た目のボリュームを求めて試着してみたら、実は履き心地がめちゃくちゃいいってことに驚くお客様がたくさんいらっしゃいます」。
さて、お次は……
あ! ついに出ました、今回のテーマ「ショーツ」で。
「いやぁ、はきたいんですけどね。ホント似合わないっていうか、脚の細さが強調されちゃって凹むんですよ」。
ということで、藤島さんの好みを把握したうえでショーツスタイルのコーディネイトのご提案いただこう。さっそく、お着替えをお願いします!
細身体型をカバーする、ボリューム感あるショーツスタイル
おお、これまたイメージはガラッと変わりましたが、しっかりとサマになっていますね。
「実は、細身な人がやりがちなコーデの失敗例は、『ジャスト過ぎる服を着ることで細身体型が極端に際立ってしまう』というパターンが多いんですね。なので今回、ショーツはバギーっぽいものをチョイスして、スニーカーはボリュームのあるホカ オネオネでボリュームを足しました。いちばんの肝はソックス。肌の露出部分が少なくなりますし、こういうボリュームが出せるソックスなら脚の細さを補えます」(小島さん)。
藤島さん、いかがですか?
「これならいいかもしれません。いつも着ているような服と違って、ちょっとフェスっぽい感じがします。こういうスタイルも面白いですね!」
全体的にアースな感じの色使いもいい感じ。
「せっかくなので、やっぱりアーバンリサーチっぽさも……ということで、アーバン(都会的な)アウトドアスタイルですね」と小島さん。今回もいい感じにありがとうございました!
藤島さんが行った店
アーバンリサーチ ルミネ新宿店 03-5339-2515 東京都新宿区新宿3-38-2 ルミネ2 3F
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池本史彦=写真 柴山陽平=スタイリング