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2019.07.11

ファッション

ルイ・ヴィトンのフレグランス「アフタヌーン・スイム」が、僕ら好みなワケ

今月の特集は夏男のためのカジュアル服がテーマ。

気持ちいい服、陽射しの下で映える洋服を纏って季節を楽しく過ごしてほしいものだが、加えて気持ちのいい香りもまた、その身に纏ってみてはどうだろう。

「アフタヌーン・スイム」と名付けられたこのフレグランス/ルイ・ヴィトン 100ml 3万2000円/ルイ・ヴィトン 0120-00-1854


「アフタヌーン・スイム」と名付けられたこのフレグランス。その香りは、ルイ・ヴィトンのインハウス・マスター・パフューマーであるジャック・キャヴァリエ=ベルトリュードがこよなく愛するシトラス、すなわち柑橘類へのオマージュだ。

トップノート(つけ始めの香り)はみずみずしいシチリア産オレンジ。鮮烈な、胸のすくような香りである。追って繊細なバランスを持つエレガントなベルガモットが漂い、ラストノートは柑橘類のなかで最も甘いといわれているマンダリンの香りに変化していく。

その素直さと作為のなさに、心身が浄化されるような気分になる。

この「アフタヌーン・スイム」は、3つのフレグランスで構成する新作シリーズのうちのひとつ。/ルイ・ヴィトン 波のイラスト入りのパッケージも我々好み。パッケージ&ボトルデザインはカリフォルニアのアーティスト、アレックス・イスラエルが手掛ける。夏に相応しいポップなカラーリングで、同シリーズの「サン・ソング」はイエロー、「カクタス・ガーデン」はグリーンがイメージカラーとなる。


この「アフタヌーン・スイム」は、3つのフレグランスで構成する新作シリーズのうちのひとつ。ほかはオレンジブロッサム、レモン、ムスクの香りによる「サン・ソング」と、マテ、ベルガモット、レモングラスの香りの「カクタス・ガーデン」という2種類をラインナップ。すべて「カリフォルニアへの旅」をイメージした、夏を讃える香りである。

香りを纏い、美しいブルーのボトルを目にして頭に浮かぶのは、人けのない午後のビーチか、柔らかい陽に包まれたスイミングプールか……。どちらにしても、そこには、どこまでも透明な夏の気持ちの良さしか存在しない。

 

清水健吾=写真 荒木大輔=スタイリング 加瀬友重=文

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