「ここがキモいよ、メンズヘア!」各業界で働く女性たちが本音トーク!
限りある手材料で(頭材料か)、なんとか身だしなみとお洒落心を両立させているオーシャンズ世代の髪型事情。はてさて、こうした我々の努力は、女性の目には、いかに映っているのか。各業界から働く女性を招集し、ご卓見を賜った。お手柔らかに!
キモさを判定する人たち
薄毛は無理に隠さないで
製薬会社勤務 奥村ひとみ さん医薬品や関連商品、日用品、化粧品などを取り扱う大手の小売りネットワーク企業で営業を担当。髪型にも制約があると思われる「お堅い業界」の代表として本企画に参加いただいた。
おしゃれ坊主が1番好き
編集プロダクション経営 庄司真美 さんエディットフォーフューチャー代表。編集者、ライター、編集コンサルタントとして、ファッションからビジネス、フードまでを網羅。豊富な取材経験に基づく洞察力でメンズヘアを斬る。
チャラいのは絶対ダメ!
バッグブランド勤務 長谷川直美 さんクラフツマンシップを宿す日本のバッグブランド、トフ&ロードストーンにてプレス業務を担当。髪型の自由度が高いファッション業界男子を俯瞰し、たどりついた理想はナチュラルヘア。
オススメはさりげナチュラルヘアメイク アーティスト 越智めぐみ さん表参道のサロン「アルファラン」代表。連載企画「パパ改造計画」にて辣腕を振るうほかメディアにて数々の改造企画や、タレントやモデルのヘアメイクを手掛ける百戦錬磨のスゴ腕。
茶髪って、年甲斐もなくイキっているの?
——ずばり聞きますが、皆さんが最もキモいと思うメンズヘアは、どういったものでしょうか。
長谷川 金髪や茶髪ですね。オーシャンズ世代の人なら、染めていてほしくないんですよ。似合っている人もいらっしゃるんですけどね。自分に似合うものがわかってくる年頃だからこそ、落ち着いていてほしいんです。
奥村 製薬業界にはヘアカラーを扱うメーカーもあるので、自ら広告塔として実践している人を時折見かけます。ご自身を理解しておられるので印象は悪くないですね。
——毛染め問題ですね。白髪が増え始めるオーシャンズ世代にとっては看過できないところ。
長谷川 私は、白髪は大好きなんですよ。整えられた白髪は色っぽい。隠して染めるなら、むしろ染めないでほしいですね。
奥村 自然な感じならいいですよね。ただ、仕事柄、染めるのがマナーと考えている人もいるようです。
越智 白髪は結構目立つので、短髪のほうがいいと思います。服装や顔より、白髪の印象が強く押し出されるので、活かす場合は注意が必要ですね。オーシャンズで連載を持たれている種市暁さんは好例ですね。
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