2019.06.11
FASHION

奇抜さだけのモードはお断り。みんなに開かれたディオールの世界

PREMIUM BRAND × DAILY STYLE
DIOR ディオール

37.5歳から築くべき、プレミアムブランドとデイリースタイルのいい関係。そのヒントを導くフォトストーリー。

キム・ジョーンズのメンズ アーティスティック ディレクター就任のニュースは、大きな驚きを呼んだ。/ディオール
タキシード53万円、Tシャツ18万円[参考価格]/ともにディオール(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)

キム・ジョーンズのメンズ アーティスティック ディレクター就任のニュースは、大きな驚きを呼んだ。それはやがて歓迎へと変わり、ファッションシーンは沸き立った。彼が指揮を執る2シーズン目、コレクションにはタキシードが加わった。上質なウール仕立ての一着は、合わせが浅く、独特なフォルムを作り出す。以前受けた歓迎に恩返しするような祝いの服である。


ムッシュ ディオールも度々用いたハウンドトゥースの一部はラインが歪み、トリックアートのように見えるセットアップ。
ジャケット33万円、パンツ11万円、シャツ16万5000円、ブーツ22万円/すべてディオール(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)

ムッシュ ディオールも度々用いたハウンドトゥースの一部はラインが歪み、トリックアートのように見えるセットアップ。パッチポケットや一見シングルのように思える変形のダブルブレストのジャケットは、どこかモッズな雰囲気を感じさせる。柄もムードも英国関連。イギリスで生まれ育ったキム・ジョーンズが扱うからこそ意味を持つデザインだ。


グレーのウールスーツに白いブロードのシャツというメンズドレスのオーセンティックを、奇抜に、ではなく、シンプルな味付けでモダンに見せた好事例。/ディオール
スーツ41万円、シャツ8万2000円、ブーツ22万円/すべてディオール(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)

シングルボタンとボクシーなシルエット、フロントを開けると生地目が顔に向くようにバイアスカットされたファブリック。グレーのウールスーツに白いブロードのシャツというメンズドレスのオーセンティックを、奇抜に、ではなく、シンプルな味付けでモダンに見せた好事例。足元はブーツで意表を突く。モードは一部の好事家のものだと思っていたら大間違いである。

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プレフォール 2019 コレクションで重要なアイテムとなっているのがコンバットブーツ。/ディオール
ブーツ16万5000円、パンツ18万円/ともにディオール(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)

プレフォール 2019 コレクションで重要なアイテムとなっているのがコンバットブーツ。光沢のあるブラックレザーとブランドロゴを織り込んだナイロンファブリックを切り替えた7ホール型、そこにスニーカータイプのソールを搭載する。これを、写真のようなカーゴパンツだけでなく、スラックスにも、タキシードにも合わせるのが今季のディオール流なのだ。


ブラックスラックスを使ったこのルックほか、ここで紹介するコーディネイトもすべてモノトーン。/ディオール
パンツ12万円、スニーカー12万円、シャツ参考商品/すべてディオール(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)

ディオールのメンズ コレクションはモノトーンなくして語れない。そこには率いるアーティスティック ディレクターそれぞれの個性が反映され、無彩色とは思えぬほど鮮やかにコレクションを彩ってきた。ブラックスラックスを使ったこのルックほか、ここで紹介するコーディネイトもすべてモノトーン。にもかかわらず確かに漂うキム・ジョーンズ節が、その証拠である。


シルクシャツのモノトーンのレオパード柄は、滲みや濃淡が墨絵を思わせる。/ディオール
シャツ21万円/ディオール(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)

シルクシャツのモノトーンのレオパード柄は、滲みや濃淡が墨絵を思わせる。日本のカルチャーに強い影響を受けていたムッシュ ディオールの伝統を継承するかのような柄をよく見れば、ところどころに「Dior」の文字が隠れている。思わずニヤリとしてしまう遊び心のあるディテール。この柄を採用したナイロンフーディとショーツもラインナップするので、それらでコーディネイトを組むのもオススメだ。


清水健吾=写真 菊池陽之介=スタイリング AMANO=ヘアメイク

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