種カジのタネあかし Vol.31
2019.05.16
FASHION

超ベーシックに楽しむ、計算ずくの種市暁的オールドスクール

「お洒落であるより、格好良くありたい」と言う種市暁さんのスタイルに本誌が注目し、“種カジ”と勝手に命名して早数年。いつもパッと見の印象は無造作なのに、なぜか格好いいから不思議。そんな彼の装いの“タネ”をムリヤリ解説してもらう企画。

ーーキタ! ズルい系。めちゃくちゃベーシックなのにキマってる……あ、まさか連載初のタネなしじゃないですよね?

昔からずっと好きなエンジニアド ガーメンツ。“ココ”らしいゆるいシルエットは腹回りが気になるオッサン向けだと、最近新たな魅力に目覚めて。

「お言葉ですが、なさそうに見えて“ある”のが種カジのタネ。どこから切ってもいい顔ですよ」。

ーーお、自信の金太郎飴宣言。ではズバリ、武骨なワークパンツをアンサンブルで大人っぽく雰囲気アップ、てなところですか?

「イイ線いってます。ただこれ、本来はアンサンブルじゃなくて単に同一ブランドのクルーネックとカーディガンってだけ。色が同じだからアリかと思って」。

ーーなんと、勝手にアンサンブルとは。そんな手がありましたか。

「別ブランドでも応用可能です」。

ーーワークパンツは?

「昔からずっと好きなエンジニアド ガーメンツ。“ココ”らしいゆるいシルエットは腹回りが気になるオッサン向けだと、最近新たな魅力に目覚めて」。

ーーで、腕元のクロムハーツが最大のアクセント。

「あ、気付いてました?」。

ーーその存在感、放っておくほうが難しいですよ。

「これも昔取った杵柄。学生時代にトンガって着けてましたが、年を重ねるごとになんとなく着けられなくなっていて……でも、白髪やシワが増えた今ならマッチするかなと」。

ーーさすが、計算されてますね〜。オールドスクールなアイテムも年齢に応じて輝き方が変わると。ま、まさか、それでヴァンズのオールドスクール!?

「フフフ、そのとおり」。

ーーそこまで計算ずくとは……マイッタ!


かつて愛用したクロムハーツのブレスレット。

オールドスクールなアクセといえば…… CHROMEHEARTS
「留め具部分が現行モデルとは違うはず」という、かつて愛用したクロムハーツのブレスレット。「シンプルコーデに映える」と時を超えて復活させた。

同じブランドで勝手にアンサンブル COMOLI
「上質素材のミニマルな雰囲気が清潔感を高めてくれます」と、コモリの別アイテムを自主的にアンサンブル使い。

ワーク×ミリタリーのミクスチャー系 ENGINEERED GARMENTS x CHARCOAL
東京・広尾のポケT専門店、チャコールとのコラボ。「ワークパンツなのにミリタリーの要素があってはきやすい」。“エンガメ”らしい、ゆとりあるシルエットもお気に入りのポイントだ。

久しぶりだね!オールドスクール VANS
「ちょっとデコラティブに見せたいときに重宝する」と、ご無沙汰だったヴァンズのオールドスクールを出動。「靴紐をゆるめてスリッポン感覚で履いています」という隠しダネも披露。


読んだらワクワク! クルマで旅に出たいな〜

クルマを新調したばかりの種さんが、「暇があればパラパラめくっている」というのが『オフザロード』(グラフィック社)。

クルマを新調したばかりの種さんが、「暇があればパラパラめくっている」というのが『オフザロード』(グラフィック社)。洋書の翻訳版で、世界を舞台にクルマやバイクでのロードトリップの記録が絶景写真とともに紹介されている。


PROFILE
たねいちあきら●1972年生まれの46歳、東京下町出身。サーフィンを愛する海男。長年勤めたビームスを退社し、現在はフリーランスとしてブランドのコンサルティングやプロダクトのディレクションなどを手掛ける。種カジのこぼれネタがポストされるインスタグラム(@taneichiakira)もチェック!

山本 大=写真 髙村将司=文

# オールドスクール# ベーシック# 種カジ
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