2019.04.19
FASHION

アークテリクスとマムートが提案する都市型アウトドアブランドの実力

アウトドアウェアを街着にすることは、もはや何ら特別ではなく、一般に浸透した。またメーカーもそれに呼応するように、都市での着用を前提としたシティラインを続々と発表している。

過酷な自然環境で鍛え上げられた高度なノウハウを惜しみなく注ぎ込み、それをファッションアイテムとして磨き上げたプロダクトは、アクティブ派にとってひとつの理想型といえよう。とりわけ、ここで紹介する2ブランドはその中でも頂点に君臨する存在だ。


VEILANCE ヴェイランス

ロッククライミングやウィンタースポーツをはじめ、アウトドアアクティビティの楽園とも称されるカナダ発のアークテリクスが手掛けるヴェイランスは、持ち前のミニマリズムを一段と研ぎ澄ませ、モードの息吹すら感じさせるストイックなデザインを提案。ブランドの真骨頂たる止水ジッパーやシームテープ処理は、タウンユースクローズにおいても大いにその役割を果たす。

アウトドアウェア/ヴェイランス
左から4万円、5万円、3万8000円/すべてアークテリクス 03–6631–0833いずれも防風&撥水性に優れ、縫製の微細な針穴からも風雨が浸入しづらいようにシームシーリング処理を採用する。

[左]着ていることを感じさせないほどの極薄&超軽量なナイロン生地を採用し、止水ジップまでブラックで統一。表にロゴすら入らないミニマルな1着だ。

[中]右のパンツとセットアップでも合わせられる共地のジャケット。

[右]シックな印象を与えるマットナイロンのボディは、通気性や速乾性が高く、軽量でストレッチも備える。


MAMMUT DELTA X マムート デルタX

150年以上にもわたってアルピニストたちを支え続けているスイスの本格派マムートからは、プレミアムコレクションとなるデルタXが今季デビュー。登山=マウンテニアリングに対し、都市部での活動=アーバニアリングと定義し、街を快活に生き抜くためのワードローブを取り揃えた。ハイエンドシリーズに位置づけられるアイガー エクストリームから継承したパフォーマンス性に、洗練のデザインが融合した、都会にスマートにフィットする逸品となっている。

アウトドアウェア/マムート デルタX
[左]12万5000円、[中]11万円、[右]2万4000円、[下]2万6000円/すべてマムート スポーツ グループ ジャパン 03-5413-8597

[左]ゴアテックスによる高い防水&防風、透湿性を実現したコート。フードは格納可能。

[中]光を反射するリフレクター素材のプルオーバー。1枚の生地からなる人間工学に基づいた立体パターンを採用することで、抜群に動きやすい。

[右]優れた通気&吸水速乾性を持つクールマックスを使用したシャツ。

[下]3Dニットソックス構造のアッパーに、ミシュラン製のソールを装着。街履きからハイキング、トレランまで対応できる。


都市というフィールドを極めし大人へと捧げられる最高峰のアーバンアウトドアウェアにぜひ注目を。


清水健吾=写真 菊池陽之介=スタイリング いくら直幸=文

# アウトドアウェア# シティライン# タウンユース
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