装いはシンプルでありたい。それは一般的な大人の男の正常な感覚といえるだろう。
そこに少々飾りっ気を加えたい。その気持ちもよく理解できる。
だったらデザインに遊び心満載のネックレスを掛けてみたらどう?
「アンブッシュ」のネックレス
m-floなどでお馴染みのラッパー、VERBALさんと、彼の公私にわたるパートナーであり、新生ディオールのメンズ・ジュエリーディレクターも担うYOONさんによるブランド。
常にユニークなモチーフで世界中のファンを楽しませているが、こちらは真鍮で象られたBICのライターケースとなっており、実用性も兼ね備える。愛煙家でなくとも、ついソソられてしまう。
「タカヒロミヤシタザソロイスト.」のネックレス
大小さまざまなホイッスルを主役に、安全ピンやカギ、メダルなどが連なるペンダントトップに加え、それらをボールチェーンでまとめたブランドのシグネチャーネックレスは、上田勝さんが手掛けるジュエリーブランド、エンドに製作を依頼。
シルバー925で造形した圧倒的存在感で、シンプルなコーディネイトに豊かな表情を与えてくれる。
「ティファニー」のネックレス
多種多様に揃うキーネックレスはティファニーの十八番。なかでもこのプレートタイプは、一部店舗で実施する新刻印サービスを利用することで、イニシャルやオリジナルのメッセージを施して自分だけの一本へと仕上げられる。
さらには、店頭で描いた手書き文字の筆跡やイラストをそのまま刻むことも可能だ。
「クロムハーツ」のネックレス
日常的に使われている雑貨の類いも、クロムハーツの手にかかれば何とも魅惑的なジュエリーへと生まれ変わる。セーフティピンをモチーフにしたトップが印象的なこちら、留め具の部分にはブランドのアイコンの1つである、「CHプラス」モチーフがさりげなく配されている。
とても繊細にして実に力強く、小ぶりにして大きな存在感を放つ1本に仕上がった。控えめながらもキラリとセンスが光る、余裕ある大人にこそ着けてほしいネックレスである。
※本文中における素材の略称:K18=18金、K22=22金、SV=シルバー、YG=イエローゴールド
渡辺修身、鈴木泰之、蜂谷晢実、高橋絵里奈(清水写真事務所)、比嘉研一郎=写真 星 光彦、来田拓也、松田有記=スタイリング 髙村将司、いくら直幸、今野 壘=文