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2019.03.02

ファッション

東京マラソン前にアシックス史上“最も革新的なランシュー”をチェックせよ

70年の歴史のなかで、最も革新的なランニングシューズが完成した。
アシックスがそう胸を張る一足がリリースされた。その名も「メタライド」。なんと、ランニングによる足のエネルギー消費が約20%も削減できるという。
アシックス史上、最も革新的だというランニングシューズ「メタライド」。2万7000円/アシックス 0120-068-806
それが事実であれば、42kmのフルマラソンを34kmに短縮するようなもの。いったいどういうカラクリなのか。

 

アシックスの新作シューズ、その革新性の秘密は「足首の動きの制御」

2月27日に開催されたメタライドの記者発表会。そこで登壇した同社のスポーツ工学研究所の原野健一所長によると、今作のコンセプトのひとつは“燃費の良いエコカー”だという。
「ランナーの動きを分析し、足首が曲がるときと伸びるときに大きなエネルギーが消費されることがわかりました。エネルギーの消費を軽減し、効率的な走りを実現するためには、足首の動きを制御する必要があったのです」(原野さん)。
メタライドに搭載されたソールの革新性を説く原野健一氏(右)とマーケティング統括部長、ポール・マイルズ氏(左)。
そうして2年がかりで開発されたソール構造が、今回搭載された「ガイドソール」だ。
そのテクノロジーは、①着地時の衝撃を緩める緩衝材「ゲル」 ②軽量性と耐久性を両立させたスポンジ材「フライトフォーム」 ③フライトフォームの反発性をさらに高めた「フライトフォームプロペル」の3つで構成される。
特徴的なソールデザインは、 かかと部分からつま先にかけて空洞が設けられた「3Dガイダンスライン」。これによって体重移動がスムーズになり、かつ、前部に取り入れたカーブ形状は体重を前方にシフトさせる推進力となっている。
このテクノロジーとデザインの融合が足関節の無駄な動きを抑制し、結果、ランニング時の足のエネルギー消費を5分の1程度軽減することが科学的に証明できたのだとか。実際に、通常のランニングシューズとの「足首角度の変化量」の違いをデータで見比べてみると、こうなる。
 

アシックスを愛用している日本のレジェンドも納得の一足

発表会に登場した日本のレジェンドランナー、君原健二さん(左)。現役時代から愛用しているアシックス「マジックランナー」を持参。
発表会には男子マラソン日本代表として過去3度、五輪に出場した君原健二さんも登場。メタライドについて、「研究に研究を重ねて造られたシューズで、ランナーにとっては元気が出るシューズだと思います」と太鼓判を押した。
発表会後はメタライドを実際に試着。高いクッション性、そして立っているだけで身体を前のめりにさせ、自然と足を前に出させる構造になっていることはすぐに実感できた。これで長距離を走れば……確かにその真価は我々のランニングライフにも革命を起こしてくれそうだ。
実際にメタライドを試着。軽く、デザインも美しく、ブラックを基調とした光沢感のあるニットアッパーに赤いソールがよく映える。私服で履いても格好いい。
アシックスの廣田康人社長自身が「アシックスの70年史上、最も革新的なシューズ」と位置づけた今回の新作。その機能は、長距離を走る上級ランナーはもちろん、今からランニングデビューする初心者や身体が重くなったダイエッターのランニング・ライフにも寄り添ってくれそうだ。
「メタライド」はアシックス直営店と公式オンラインストアのほか、本日まで開催中の「東京マラソンEXPO 2019」の会場でも販売される。東京マラソン前に、ぜひチェックされたし。
 
[問い合わせ]
アシックスジャパン株式会社 お客様相談室
0120-068-806


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