いくつになっても、ワクワクさせてくれるコラボってものが我々は大好きです、ハイ。今季も争奪戦必至な強力タッグから思わず膝を打つ意外な邂逅まで、語り種になりそうな傑作コラボが続々登場。最高にアガる逸品は、いったいどれだ!?
「ニードルズ」×「チャコール」
東京・広尾に昨年突如オープンした注目店による別注モデルは、通常品にはないフード付きのトラックジャケット&パンツ。ショップ名よろしく、チャコールグレーの色合いもシブい。
「ドクターマーチン」×「ビームス」
今さらド定番に大人がカムバックするためには、ささやかな理由づけが必要だ。そう、例えば、サイドジップが設けられた「マーチン・3ホール」の進化版。「脱ぎ履きがラクだから」とか、「見た目が面白くて」とか理由はいくらでも挙げられるけど、とどのつまりはもう一度名作を身に着けてワクワクしたいってのが本音だよね。
「ネクサスセブン」×「リー」×「ロロ・ピアーナ」
突っ込まずにはいられない、旧知の友の大胆なイメチェン。カバーオールの傑作「91-J」が、タフなデニムから漆黒の高級ウールになったのだから、その衝撃ときたらもう。でも大丈夫。そのちょっとめかし込んだ感じだって、ちゃんと似合ってるぜ。
「トミー ヒルフィガー」×「メルセデス・ベンツ」
一見すると縁遠そうな両者の共通項は、スバリ“F1”。モータースポーツの頂点のワールドチャンピオンに5年連続で輝いているメルセデスAMGペトロナスモータースポーツを、アパレル面で支えているのがトミーなのだ。両者のロゴを左右の胸に配したハーフジップセーターは、コンサバスタイルにも、大人なストリートスタイルにも使える!
「サイ スペックス」
洋服とアイウェア。それぞれ畑は違えど、どちらもヴィンテージに精通しモダンなアイテムを生んできたサイとグローブスペックスのコラボライン。セル巻きのラウンドモデル「ウィンストン」はジョン・レノンを、ボリューミーなフォックス型の「ハーディン」はバディ・ホリーをそれぞれイメージしたもの。どちらも最高品質の日本製だ。
「カナダグース」×「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン」
去る2018秋冬に話題をさらったカナダグースとのコラボに新作が仲間入り。ベースは、前回と同様、大きな4つのフロントポケットが特徴的な「ハーバージャケット」だが、カラーリングがビビッドな赤から一転、今季は落ち着いたボタニカルパターンのリラックスしたものに。左胸に輝くカナダグースのパッチが街に急増する冬場も、もうすぐ終わり。人とまずカブらない、中綿なしの軽快な1着。大手を振って楽しもうじゃないの。
「ノンネイティブ」×「コンバース」
ウェアの作り手ながら、シューズにも並々ならぬこだわりと深い造詣を持つデザイナーの藤井さん。彼の作るシューズで、近年その存在感を強めているのが、老舗とのコラボもの。毛脚の長いモンキースエードを使ったアッパーに、実用的な軍モノ由来のジップ使いでアップデートされたコンバースの名作、プロレザー。売り切れ必至の予感なので、覚悟して臨もう。
渡辺修身、鈴木泰之、蜂谷晢実、高橋絵里奈(清水写真事務所)、比嘉研一郎=写真 星 光彦、来田拓也、松田有記=スタイリング 髙村将司、いくら直幸、今野 壘=文