いくつになっても、ワクワクさせてくれるコラボってものが我々は大好きです、ハイ。今季も争奪戦必至な強力タッグから思わず膝を打つ意外な邂逅まで、語り種になりそうな傑作コラボが続々登場。最高にアガる逸品は、いったいどれだ!?
「ザ・ノース・フェイス」×「ハイク」
2018年の春夏より続くハイクとのコラボは、このアウトドアブランドがモードシーンでも定着した何よりの証拠。そして今春、ついにメンズをリリース。ゴアテックス素材のナイロンファブリクスを使ったミリタリーコートはその筆頭で、露出を最小限にとどめたステッチや襟元と袖に入る両者のミニマルなロゴが上品なタンのカラーによく映える。シンプルにロゴを引き立てたトップスは、1枚で絵になるビッグシルエット。手に入ったら超ラッキー、争奪戦に参加する価値は大いにありそうだ。
「カーハート WIP」×「ヘロン・プレストン」
カーハートお馴染みのタフなコットンダック地は鮮やかなオレンジに刷新され、前立てはボタンに沿ってジップもレイアウト、さらにウォッシュ&ペイント加工を施した、超変則的なカバーオール。ヘロン・プレストンというデザイナーがキャリアの初期にカーハートWIPのリメイクアイテムを製作・販売していたと聞けば、このアレンジの手の込みようと熱の入り方にも頷けるはず。ワークの面影はしっかりとキープしたモダナイズは、アメカジ育ちのOC世代も納得の完成度。従来とは違うリアルツリーカモ柄のボディバッグから、さりげなくトライするのもアリじゃない?
「ルメール」×「サンスペル」
英国最古の肌着メーカーには、パリの気鋭デザイナーも惚れ込んでいた。ルメールのラブコールで実現したコラボは、サンスペルのアーカイブに着想を得たメッシュ地のTシャツとパジャマから着想を得た開襟シャツ。そのハイセンスなデザインと着心地の良さに脱帽。
「デラックス」×「ワイルドシングス」
秋冬のダウンも好評だったコラボシリーズの続編は、軽やかなナイロン地のコーチジャケット。一見シンプルながら形はモダンなビッグシルエットにアレンジされているのがこなれていて大人向け。
「フレッドペリー」×「ラベンハム」
ラベンハムの代名詞でもあるキルティング生地を活かし、よりアクティブさを強めたコーチジャケット型の1着。トラッドとユースカルチャーの流れをどちらも汲んだ、英国の老舗同士による意欲作だ。
「ウルトラヘビー」×「テンベア」のバッグ
何でも放り込めそうな大容量、そして付いた名前が「ブラックホールトート」。なるほど、確かに高オンスのコットンキャンバスはブランド名のとおりズッシリとしている。しかし、アーティストの神山隆二さんによるロゴと鮮烈な赤の存在感はそれ以上にヘビー級だ。
「ワッコワッコ × バブアー フォー ユナイテッドアローズ」
重たいけどそれ以上に魅力的なバブアーのオイルドジャケットが、その表情を残したまま軽くてアクティブなショルダーバッグになった。異なるルーツを持つ素材とデザインをマッシュアップするバッグ作りで話題となったワッコワッコとの痛快コラボだ。
「アディダス テレックス」×「ホワイトマウンテニアリング」
片手でフィットを調節できるバンジーシューレースに、ゴアテックスサラウンドを採用した防水・透湿仕様のトレイルランニング用モデル。快適さはお墨付き。街でも映えるし、山でも活躍してくれる。
渡辺修身、鈴木泰之、蜂谷晢実、高橋絵里奈(清水写真事務所)、比嘉研一郎=写真 星 光彦、来田拓也、松田有記=スタイリング 髙村将司、いくら直幸、今野 壘=文