冬の街角パパラッチ! 街に出よ。お洒落のヒントはそこにある! Vol.88
2019.02.05
FASHION

春、新しい季節に完コピしたい「キメたいときにキマる」プロの技

新生活が始まるこれからの季節や結婚式二次会。目の前に待ってるハレの席。それとて、単にかしこまればいいというわけではない。ましてや仕事着の延長線上にあるような装いではなんとも味気ないもの。フォーマルほどガチガチとまでは言わずとも、キメるべきときにキメるオッサン世代の作法を、ドレスの装いに精通する達人スナップに学びたい。

例えば、ターンナップされた袖の紺ブレ、派手柄のタイ、タッセルで飾られたローファーなど。パーティシーンにはビジネス服とは違って、着飾り方にもセンスが問われるところ。今回取材したその道のプロたちなら、“ならでは”のチョイスが光るだろう。ジャケット11万円/ハケット ロンドン(ヴァルカナイズ・ロンドン 03-5464-5255)、靴6万8000円/ジョセフ チーニー(渡辺産業 03-5466-3446)、ネクタイは私物

派手色を暴走させない巧みな引き締め術

コート/カルーゾ、ジャケット、シャツ/ともにエストネーション、ニット/ドルモア、ボウタイ/アスコット、デニム/ヤコブコーエン、靴/チャーチ、チーフ/フィオリオ、アクセ/ホーセンブース、メガネ/オリバーピープルズ、腕時計/ジャガー・ルクルト
コート/カルーゾ、ジャケット、シャツ/ともにエストネーション、ニット/ドルモア、ボウタイ/アスコット、デニム/ヤコブコーエン、靴/チャーチ、チーフ/フィオリオ、アクセ/ホーセンブース、メガネ/オリバーピープルズ、腕時計/ジャガー・ルクルト

エストネーション シニアセールス スペシャリスト
深澤由智さん Age 41
ビビッドカラーが目を引くボーダーのニットベストを軸に、デニム&ジャケットでドレスアップ。「パーティに相応しい華やかさを硬くなりすぎないよう、色彩で表現しました。同系色のチーフやソックスで盛り上げつつ、統一感も意識」。イタリア好きというセンスとテーラー勤めも経験した造詣の深さで、ボウタイやシューズは手堅くまとめ、硬軟交える手腕はさすがの一語である。

キメ1
_I5A5929
ニット製のボウタイでフォーマル感とヌケ感のバランスを巧みに調整する。
_I5A5922
ニットの暖色に合わせて挿した赤のチーフは、クラッシュスタイルで。
_I5A5943
ビジネスではないので、ホーセンブースのシルバージュエリーで華やぎを。
_I5A5936
名品「レベルソ」で、大人らしいエレガンスをさりげなく腕元に添えて。
_I5A5940
デニムにも似合う英国ブランド、チャーチのプレーントウで足元を引き締め。
コートはコレを着用!
コートはコレを着用!
全体のカジュアル感に馴染むチェックのチェスターコートで上品に。
着用アイテム
着用アイテム
ケーブル編みをシャギーに仕上げた発色の美しいニットベスト。装いの主役に据えたい圧倒的存在感。各3万6000円/ドルモア(エストネーション 0120-503-971)
_I5A5929
_I5A5922
_I5A5943
_I5A5936
_I5A5940
コートはコレを着用!
着用アイテム

 

アメトラをベースに作るユルめのドレススタイル

コート/ギャルリー ヴィー、シャツ、パンツ/ともにトゥモローランド、ジャケット/サルヴァトーレ ピッコロ、ボウタイ/ジュープ バイ ジャッキー、ブーツ/サンダース、腕時計/IWC(アンティーク)
コート/ギャルリー ヴィー、シャツ、パンツ/ともにトゥモローランド、ジャケット/サルヴァトーレ ピッコロ、ボウタイ/ジュープ バイ ジャッキー、ブーツ/サンダース、腕時計/IWC(アンティーク)

トゥモローランド プレス
関内健太郎さん Age 33
「Vゾーンがポイント」と語るとおり、本来はシャツの襟元にインして巻くアスコットタイをネクタイ結びに。「略礼装では定番アイテムですが、最近はあまり見かけないのでVゾーンで逆に新鮮さを出せます」。ジャケ&チノでアメトラを意識しつつ、パンツの太さではトレンド感も取り入れた。「気心知れた友人のレストランウェディングをイメージ。だからこそのユルさです」と立場を重視する。

キメ2
_I5A6215
プレーンノットで結び、剣先を第2ボタンと第3ボタンの間に入れ込んだ。右のようにVゾーンから出してこなすのもアリだそう。
_I5A6229
アーリーアメリカンな雰囲気を盛り上げるIWCのアンティークウォッチ。
_I5A6221
シーンを問わずにキマる汎用性を持つキャップ付きのサイドゴアブーツ。
コートはコレを着用!
コートはコレを着用!
フロントを閉めてもVゾーンが隠れないチェスターコートをチョイス。
コレもアリ!
コレもアリ!
「チーフやスカーフのようにも使えて便利」という女性デザイナーが手掛けたアスコットタイは、手刺繍が可愛い。[左]2万6000円、[右]2万円/ともにトゥモローランド 0120-983-522
_I5A6215
_I5A6229
_I5A6221
コートはコレを着用!
コレもアリ!

 

フォーマルな紺ブレをデニムで自分らしく着崩す

コート、ジャケット、チーフ、カフリンクス/すべて麻布テーラー、シャツ、デニム/ともにアール&ブルース、ボウタイ/パオロアルビザッティ、靴/ジョゼフ チーニー
コート、ジャケット、チーフ、カフリンクス/すべて麻布テーラー、シャツ、デニム/ともにアール&ブルース、ボウタイ/パオロアルビザッティ、靴/ジョゼフ チーニー

麻布テーラースクエア 二子玉川店 店長
太田剛志さん Age 35
「紺ブレザーは、国際的にも認知されたフォーマル服。デニムで着崩すには最適」と、オーダーでジャストサイズに仕立てたスラックス風ポケットのデニムをはいた太田さん。「普段のスタイルとかけ離れないように」と、デニムシャツにウィングカラーを選び、ボウタイを締めた。華やかさを増すアクセも「デニムに合う」をテーマとし、インディゴをフォーマルに格上げしたスゴ腕。

キメ3
_T7A1159
ペイズリー柄ならバンダナのようにデニムとの相性も間違いない。
_T7A1162
フォーマルの本流、白リネンチーフを挿してポイントはしっかり押さえる。
_T7A1164
自身のイニシャルを刻印した個性的なシルバー製カフリンクスもナイス。
_T7A1170
デニムは自らアイロンで入れたというクリースでドレス感を高めている。
_T7A1171
アメリカンな印象のタッセルローファーでブレザーとのマッチングを図る。
コートはコレを着用!
コートはコレを着用!
カッチリした印象のチェスターコートでヌケのあるデニムをドレッシーに。
着用アイテム
着用アイテム
「イカ胸」と呼ばれるブザムプリーツの入ったデニム地のドレスシャツでハズした。濃淡はお好みで。[左]1万8000円、[右]2万3000円[ともにオーダー価格]/ともにアール&ブルース(麻布テーラー 03-3401-5788)
_T7A1159
_T7A1162
_T7A1164
_T7A1170
_T7A1171
コートはコレを着用!
着用アイテム

 

ポイントカラーを操り、絶妙な「さじ加減」に

コート/グレンフェル、ジャケット、ベスト、ニット/すべてバレナ、パンツ/アントレ アミ、靴/デュカルス、チーフ/アーディ&シー、リング、バングル/ともに古着
コート/グレンフェル、ジャケット、ベスト、ニット/すべてバレナ、パンツ/アントレ アミ、靴/デュカルス、チーフ/アーディ&シー、リング、バングル/ともに古着

エリオポール メンズバイヤー
瀬山 啓さん Age 45
「カッチリとカジュアルのさじ加減が難しい」と、フォーマル度の高いベロアのツーピースを白パンで崩してニットをポイントカラーに据えた。「フランス人がよくやるネイビー×オレンジ系の配色がイメージソース」。ソックスでも同色を拾ってアクセントに。「パーティは女性が主役だと思うので、男性は引き立てつつ埋没しないように」との試みが見事にハマったスタイルだ。

キメ4
_I5A7128
ベロアのネイビーを拾ったオレンジとのボーダーで愛らしいVゾーンに。
_I5A7118
ネイティブ系のアクセサリーで、自分の好みをさりげなく表現する。
_I5A7116
上半身のネイビー×オレンジを足元でもリフレインする見事な小ワザ。
コートはコレを着用!
コートはコレを着用!
グレンフェルのトレンチコートの襟を立ててクラシカルなムードをプラス。
コレもアリ!
コレもアリ!
「紺ジャケを合わせれば、昼のガーデンパーティなどにも対応」と伊名門のダブルブレストも提案。7万7700円/バレナ(エリオポールメンズ銀座 03-3563-0455)
コレもアリ!
コレもアリ!
「派手色が苦手という人には、明るいブラウンもアリ」とスタンダードなハイゲージニットを推奨。2万3000円/ルトロワ(エリオポールメンズ銀座 03-3563-0455)
_I5A7128
_I5A7118
_I5A7116
コートはコレを着用!
コレもアリ!
コレもアリ!

 

黒・ネイビー・白に加える少しの艶でパーティ感を

コート、ジャケット、シャツ/すべてハケット ロンドン、ネクタイ/シーワード&スターン、デニム/TWC、靴/マスターロイド、チーフ/ターンブル&アッサー、メガネ/オリバーゴールドスミス、腕時計/シャネル
コート、ジャケット、シャツ/すべてハケット ロンドン、ネクタイ/シーワード&スターン、デニム/TWC、靴/マスターロイド、チーフ/ターンブル&アッサー、メガネ/オリバーゴールドスミス、腕時計/シャネル

ヴァルカナイズ・ロンドン バイヤー
金子昌史さん Age 37
「ネイビースーツのボトムスをデニムに置き換える感覚ではけば、楽にキマります」とパーティでのデニムスタイルの極意を伝授。「普段の服でもそうなのですが、基本は黒、ネイビー、白の3色で。パーティらしさは、普段着けないシルクアイテムやソックスの遊びで表現しました」。そのほか、時計やメガネなどの小物を宣言どおり黒でまとめ、シックに引き締めているのだ。

キメ5
_I5A5745
ネイビーのシルクチーフはパフドスタイルで。挿すだけで印象が華やぐ。
_I5A5732
セラミックス時計の名作、シャネルの「J12」はジュエリー代わりにも。
_I5A5739
カジュアル感のあるメッシュベルトを選択。自身のルールどおり黒で揃えた。
_I5A5723
艶やかなホールカットのシューズをフラミンゴ柄のソックスでハズした。
コートはコレを着用!
コートはコレを着用!
上襟がベルベットになった、英国式のチェスターコートでカッチリと。
着用アイテム
着用アイテム
英国名門によるフォーマル度の高いポルカドットのシルクタイ。タイによる色遊びが大人だ。各1万9000円/シーワード&スタン(ヴァルカナイズ・ロンドン 03-5464-5255)
コレもアリ!
コレもアリ!
ピークトラペルの紺ジャケット。ハケットの特徴でもあるターンナップした袖が絶妙なアクセントに。11万円/ハケット ロンドン(ヴァルカナイズ・ロンドン 03-5464-5255)
_I5A5745
_I5A5732
_I5A5739
_I5A5723
コートはコレを着用!
着用アイテム
コレもアリ!

 

伊藤恵一、鈴木寿教=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 髙村将司=文 菊地 亮=編集

# パパラッチ# ハレの席# フォーマル# 結婚式二次会
更に読み込む
一覧を見る