プロスタイリストたちの手を借り、華々しく誌面を飾るOCモデル。やっぱり私服も格好いいの? と興味本位で私服パパラッチを敢行。すると、答えは当然、YES。この冬彼らが買い物をしたばかりの目利きアイテムがわんさか&さすがのシャレっぷり!
“もっともっと!”と欲しがった編集部は、「ほかにも何買いました?」と自撮り写真もおねだり。ご快諾いただいた結果、今季の収穫品も併せてご紹介!
グレー×赤の気分にマッチしたアイテム選び&コーデ
平山祐介さん Age 48 がこの冬買ったモノ「ヴィンス」のコート、「トゥルーム」の腕時計
さすが“街男”を地で行く祐介さんは、都会的なグレーを基調にした装いで登場。主役にしたのは、最近お気に入りというLAブランド、ヴィンスのチェスターコートだ。「上質な素材感とベーシックなデザインで、少しヒネリが入っているのが自分好み。このコートも一枚仕立てですが、ダブルフェイス素材で裏がチェックになっているんです」とのこと。
「今季は特にモノトーンに赤系の挿し色を入れるのが気分」と、赤のチェックシャツをイン。しかもチタン製ブレスレットにカスタムしたトゥルームの腕時計はインデックスも赤という緻密な色合わせ!「たまたまです(笑)。ただ独特な光沢を放つチタンの色みと赤のコントラストに刺さったのは確か」と、選びの目線はあくまでもモノトーン×レッド。祐介流の今季の色合わせ、ぜひご参考に。
投稿形式で“おねだり”私服公開を「アヌード」のニット
裾脇のボタンフライが気に入って撮影時に着用した服を買い取ったそう。ベーシックデザインにヒネリを加えた服という祐介さんのツボを突いた。
「キャバン」のデニム
今季トゥモローランドからデビューした新ブランドで、一見スラックス風のデニム。腰回りゆったりのテーパードシルエットは、とても洗練して見えるそう。
「ジョシュア・エリス」のストール
質感を重視したい40代のお眼鏡にかなったという、英国ブランドの100%カシミヤ製のストール。大柄チェックの現代的なセンスにも惚れ込んだ。
アメカジ+ゴージャス感を少々、そんなさじ加減でセレクト
三宅 敬さん Age 51 がこの冬買ったモノ
「ネサーンス」のコート、「ナッシングアンドカンパニー」のサングラス
ゴージャス感をどこかに少量盛るのが、三宅さん流カジュアルのハズし技だ。「最近ヘビロテしているキレイめの黒スウェット上下に合わせる目線で今季買ったのが、このボアコートです。フワモコ感とベージュの色みがなんとなく女性っぽく、コーデをソフトに仕上げてくれる点に引かれました」。
さらに「ヒョウ柄好き」を体現するビットローファーで足元を飾りつつ、ブルーレンズのサングラスでさりげなくスタイルアップ。「夜でも掛けていられるし、薄いブルーが目にも優しく感じます。40〜50本所有していますが、最近のヘビロテはコレ」。派手すぎず、程良く利かせる小物のさじ加減がなんとも絶妙だ。
投稿形式で“おねだり”私服公開を「ラヴァ」のブレスレット
40歳過ぎからブレスレットは1、2本着けるようになったそう。白く輝くメキシカンシルバー製のLAブランド、ラヴァはシンプルで品があり、即購入した。
「ヴァンズ」のスニーカー
OCEANSに携わるスタイリストの間では、“三宅さんといえばヒョウ柄”というほど愛用ぶりが定着しているそう。このオールドスクールも店頭で即決した。
最高品質のカシミアで仕立てたコート&ニットにご満悦
渡辺 剛さん Age 39 がこの冬買ったモノ
「ロロ・ピアーナ」のコート、ニット
「何年も探し続けていたカシミヤのコート。ようやく理想の1着と出合うことができました」。そう語る渡辺さんが袖を通すのは、超高級素材を扱うイタリアの名門テキスタイル&ヤーンメーカー、ロロ・ピアーナのものだ。
「世の中に高級な服は数あれど、素材の素晴らしさが違う。身体に吸い付くような優しい着心地で、生地の美しいドレープ感も気に入っています」。ロロ・ピアーナの服にはデザイン、素材の品質、仕立て、すべてに安心感がある一方で、買うたびに新たな発見もあるという。「ひと目惚れしたのは、美しいブルーグレーの発色。シックなトーンの着こなしにもさりげなく華を添えてくれます」。
投稿形式で“おねだり”私服公開をヴィンテージメガネ
原宿のヴィンテージショップ、ゾラックザーデで購入したカルティエのヴィンテージは淡いグレーレンズに交換。プラチナ製のフレームもお気に入り。
「フィルメランジェ」のソックス
この時季、ブーツを好んで履くことが多い渡辺さんはソックスに耐久性を求める。こちらはその点も完璧。シーズンごとに買い足す定番となっている。
太田泰輔、恩田拓治=写真 髙村将司、戸叶庸之=文