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2019.01.04

ファッション

3つのアウトドアアイテムが魅せた都市生活者のための進化とは?

アウトドアギアは日々進化を続けている。その結果、今まで以上にファッション性が高まったアイテムを紹介しよう。
きれいめスタイルに合わせても違和感なくキマる、野暮ったさゼロのデザインに注目してほしい。
 

ダウンサイジングした結果……

樹脂+SSケース、47.2mm径、クオーツ。7万4000円/カシオ計算機 03-5334-4869
方位、高度・気圧、温度を計測するトリプルセンサーや太陽光はもちろん、蛍光灯などの光を動力に変換するカシオ独自のソーラー充電システムのタフソーラー、6局対応の電波受信機能などの先進的な機能を搭載するなど、アウトドア愛好家から絶大な信頼を得る、カシオの名機「プロトレック」。
その最新モデルの本作は、従来の高性能は変わらずに、軽量、小型化を実現。アウトドアギアとしての使いやすさを求めてダウンサイジングした結果、いつもの格好に合わせても悪目立ちせず、普段使いもしやすくなったというわけだ。
 

カウンターで登場!? “ウールフリース”という存在

4万2000円/ブラウン バイ ツータックス(フォントショップ 03-5724-7232)
今日でいうフリースとは化学繊維だが、そのもともとの意味は羊の毛を刈り取る際、1頭分の毛が絡み合い、「1枚の毛皮状(塊)になったもの」のことを指す。
時代が進み、軽さや保温性などの利点によって、ウールから化学繊維に移行したフリースを、懐古的かつカウンターなアプローチで登場させたのが“ウールフリース”である。
薄手ながらも目が詰まっているので保温性は高く、表裏両面に起毛をかけ、天然繊維らしい風合いに仕上がっている。フリースは何枚も持っている、という人にぜひ、試してみてもらいたい快作だ。
 

ダナーを「TOKYO」的に解釈

1万5000円/ダナー(ビリーズ エンター 渋谷店 03-5466-2432)
アウトドアフィールドで確固たる地位を築いたダナーが、最新の足元事情に精通するスニーカーセレクトショップ、ビリーズと共作したブーツ「タキオン 6 ビリーズ」をリリース。
アメリカ軍に支給されていたトレーニングシューズをベースに、アッパーにはスエード、足首に配されたオレンジのバンドにはリフレクター素材を採用。従来のアウトドアというイメージを払拭する、都会的なルックスがちりばめられているのだ。
 
※本文中における素材の略称は以下のとおり。
SS=ステンレススチール
鈴木泰之=写真 平 健一=スタイリング 野村優歩、今野 壘=文


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