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2018.12.20

ファッション

意外と街男も取り入れてる、誰もが笑顔になれる「登山用下着」

進歩には目覚ましいものがある。常に新しい機能や新しい考え方が登場し、製品はブラッシュアップされ続けている。重ね着の一番下、素肌の上に着るベースレイヤーも進化が著しいアイテム。最近は1枚で着ても様になるスタイリッシュなものが増えてきているのだ。
特に海上がりに重宝するのが、ウールベースの登山用下着。暖かくてチクチクしないし、上にニットを羽織れば、奥さんとのブランチも問題なし。昔ながらのサーマルもいいけれど、ぜひ一度、試してほしい。服が好きな人ほどハマるから。
 

1枚で着てもトップスにもなる機能性下着がアツい

カットソー1万3500円/アイスブレーカー(ゴールドウイン 0120-307-560)、カーディガン3万6000円/ロンハーマン 03-3402-6839
アウトドア用の下着って、実用一辺倒な仕様で、垢抜けないものが多かった。身体に沿うピタピタのシルエットが多く、とてもじゃないけど街で着られるようなものじゃなかったのだ。でも、最近の機能性下着の進化は目覚ましい。
まず、1枚で着ても様になるデザイン、シルエットのものが続々と誕生しているし、機能面は日進月歩の勢いで進化している。最近目立つのは、天然の高機能素材であるウールを使ったもの。アイスブレーカーのベースレイヤーは、上質なメリノウールを使用していて、リブのデザインやシルエットも街着として満点の出来。とにかく使える1枚なのだ。
 

違いはあるのか、ないのか? ブランドごとの特徴を知っておこう!


1_「マーモット」
1974年にアメリカ・コロラド州で誕生したマーモット。数々の革新的なプロダクトを生み出してきたブランドスピリットは、今も脈々と受け継がれている。そしてこのモックネックシャツ。光を熱に変換する蓄熱保温素材、ヒートナビを使用した1枚だ。肌触りの良い素材感は、重ね着もしやすく、襟元をしっかりと温めてくれる。6900円/エルブレス 新宿店 03-3354-8951

 
2_「アークテリクス」
カナダを代表するアウトドアブランドであるアークテリクス。ゴアテックス製のシェルアウターをイメージしがちだが、ベースレイヤーも定評のある商品が多い。このハーフジップシャツは、気温の低い中で行う、高負荷の運動用に開発されたもの。身体に沿うタイトフィットなので、インナーとして使うのがオススメである。1万2000円/バンブーシュート 03-5720-1677

 
3_「アイスブレーカー」
ニュージーランド産の上質なメリノウールにこだわった製品を展開しているアイスブレーカー。このクルーネックのスウェット風のトップスは、肌触りが優しい裏起毛のフリース状の「リアルフリース」シリーズ。通気性と保温性を高いレベルで両立していて、肌触りはフワフワ。着るたびに昇天しそうな気持ち良さを味わえる。1万6000円/ゴールドウイン 0120-307-560

 
4_「スマートウール」
1994年にアメリカで誕生したスマートウールは、メリノウールを使用したアンダーウェアとソックスのブランド。肌触りと保温性に優れたメリノ250を使用したカットソーは、素肌に着ると驚くほど暖かい。また身体にフィットするサイドシーム、肩に当たる縫い目を排除したショルダーパネルなど、着る人のこともよく考えられている。1万800円/エルブレス 新宿店 03-3354-8951

 
5_「マウンテンハードウェア」
マウンテンハードウェアのハーフジップのベースレイヤーは、保温性、防臭性、速乾性をバランス良く備えた、冬季レイヤリングの核となる1枚。肌面にはグリッド状のウール、表面はポリエステルと天然繊維と合成繊維の良さを取り混ぜたポーラテック パワーウールを使用したハイブリッドモデルだ。1万7000円/コロンビアスポーツウェアジャパン 0120-193-803

 
6_「ホグロフス」
1916年にバックパックの製造からスタートしたホグロフス。このL.I.Mシリーズのカットソーは、コーデュロイを横にしたような横畝の高機能素材を採用。保温性と軽量性に優れ、肌触りも抜群で、素肌に着るとその良さが体感できる。ヴィンテージのスウェット風のデザインで、1枚で着てもカッコいいのだ。7900円/アシックスジャパン ホグロフス事業部 03-6369-8885

 
清水写真事務所=写真 荒木大輔=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク 増田海治郎、加瀬友重、今野 壘=文


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