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2018.12.16

ファッション

ズルいくらいに使えるファッションブランドの「元ネタアウトドア」

アウトドアブランドとファッションブランドの服って、一見すると同じようでいて、だいぶ異なるのだ。前者は、用途に合った機能性と快適性、耐久性を追求した服で、後者は、ファッション性を第一に考えられた服。
でも最近、その両者の距離が縮まってきていて、両者のいいとこ取りみたいな服が続々と出てきているのだ。下のネサーンスのフリース素材のチェスターコートみたいにね。
こうしたファッションブランドの「元ネタアウトドア」な服は、使うシチュエーションを選ばない。カジュアルはもちろん、ドレスアップでもスポーツでも使える“最強服”なのだ。
 

「ネサーンス」
あらゆる場所に対応する最強のフリースコート

コート6万2000円、スウェット2万1000円/ともにネサーンス(エリオット 03-5708-5757)、デニム6万5000円/ビズビム 03-5468-5424
今をトキめくファッションブランドの元ネタを探すと、アウトドアブランドに行き着くことが多い。機能を第一に考えられたデザインやパターンは、ファッション的に見ても魅力的だからだ。
このネサーンスのフリースコートは、通常はウールで作られることが多いダブルブレストのチェスターコートの素材を、フリースにチェンジ! デニムとスウェットの上に羽織るだけで洒落て見えるし、ちょっとしたドレスアップのハズしにも使えるし、息子のサッカーに付き合って汚れても家で洗えばいい。とにかく最強に使えるコートなのである。
 

全部わかるキミはアウトドアウェアオタク? 「元ネタ」解説!

フリース編

 
「3.1 フィリップ リム」
12万8000円/3.1 フィリップ リム ジャパン 03-5411-2870
某アウトドアブランドのフリースの名作のディテールを切り取ったような、フリース×ナイロンのコンビパーカ。手に持ったキャベツがアートな雰囲気のプリントや袖の切り替えしが特徴的。リバーシブルでも楽しめる。
「ノンネイティブ」
6万2000円/ベンダー 03-6452-3072
ミリタリーテイストのインナージャケットをフリースに置き換えたような、ノンネイティブのフリースカーディガン。フリースは毛脚が長くフカフカで、裏側のポリエステルはスベスベ。ストレスなく着られるヘビロテ間違いなしの1着だ。
 

マウンテンパンツ編

「シーイー」
2万7000円/シーイー www.cavempt.com「メモリーパンツ」という名のシーイーのポリエステル素材のパンツは、前後でグレーとブラックの配色が逆になっているのが特徴。’90s初頭の某ブランドのフリースパンツっぽいデザインは、ストリートな着こなしにピッタリだ。
「08サーカス」
3万8000円/08ブック 03-5329-0801
’90sのクライミングパンツ風のフリースパンツは、海外でも評価の高い08サーカスのもの。素材はウール86%、ポリエステル14%とウール主体なので、ポリエステルのフリースとは違う天然の温もりを堪能できる。ネイビー×黒の配色も◎。
 

マウンテンパーカー編

「オーラリー」
7万6000円/オーラリー 03-6427-7141
ロング丈のマウンテンパーカは、素材使いに定評のあるオーラリーのもの。イギリスのポリスコートと’70sのアメリカのマウンテンパーカをハイブリッドしたようなデザインが素敵だ。シンサレートの中綿入りなので、真冬でも暖かく快適だ。
「サイ」
7万2000円/マスターピースショールーム 03-5414-3385
アノラックパーカをコート丈にアレンジしたこちらは、大きめのサイズをざっくり羽織ると雰囲気が出そう。フードを収納する襟の凝ったデザインは、パターンに定評のあるブランドならでは。深みのある独特なグリーンカラーもナイス。
 
清水写真事務所=写真 荒木大輔=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク 増田海治郎、加瀬友重、今野 壘=文


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