「ありそうでない」を実現するコラボの力は偉大だ。ファッションブランドが掲げるセンスと、エキスパートが持つ高い技術が融合。ダウンという特殊なアイテムだけに、特に有効に働く。
我々は、彼らのコラボレーションを美味しくいただくだけなんだから、こんなにいい身分はない。
「ジョン エリオット」
LA発の注目株がタッグ相手に選んだのが、「水沢ダウン」を掲げる日本ブランド、デサント オルテラインだ。ダウンパックにおけるノウハウを反映したシャープなデザインを、骨太にアレンジ。
「アクネ ストゥディオズ フェールラーベン」
胸の国旗が示すとおり、ともにスウェーデンを母国とする、いわば「同郷コラボ」。キツネロゴがキュートなブランドだが、作りは本格派。アクネの差配によってリバーシブルに。
「リベレイダース フォー RHC」
既成概念を超えたクリエイションをミッションに掲げる日本発ストリートブランドのRHC別注。マットな質感を持つリップストップのストレッチシェルによりアクティブかつ都会的に着られるぞ。
「デラックス」×「ワイルドシングス」
登山家が設立した本物ブランド・ミーツ・東京ブランド。その産物は、’80年代を彷彿させる懐かしのデザイン。ちなみに、ライニングのグラフィティは『アンドロイドは電気羊の夢をみるか?』から引用した文章。
「ヴァイナル アーカイブ コネクティッド マーモット」
ハイスペックを誇る本格ブランドの良さをそのままに、シティエッセンスを加えた大注目作。ビッグサイズでボリューム感のある設定は、まさに今着たいシルエットだ。
「ショット フォー ロンハーマン」
ダウンにも力を注ぐNY発の100年ブランドがロンハーマンと作ったのは、レザーヨークが備わったオーセンティックな1着。ベージュ×ブラウンの配色も相まって骨太な印象がグッと高まっている。
清水健吾、高橋絵里奈=写真 星 光彦=スタイリング 髙村将司、いくら直幸=文 長谷川茂雄=編集