どっぷり、たっぷり浸るデニム愛。 Vol.39
2018.10.11
FASHION

「ディオール オム」を率いたクリス・ヴァン・アッシュのラストコレクション

PREMIUM BRAND × DAILY STYLE
DIOR HOMME ディオール オム

11年にわたりメゾンを率いてきたクリス・ヴァン・アッシュが、今シーズンをもって退任する。そのラストコレクションは、ディオールへのオマージュに溢れた、特別なものになっている。

ジャケット28万円、ニット8万5000円、パンツ10万5000円/すべてディオール オム(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)

若さと成熟。まさに37.5歳が持つ二重性に着目した今季のディオール オム。その息吹を感じる2つのスタイリング。

左●コート48万円、ニット7万8000円、パンツ9万2000円、右●ジャケット28万円、ニット8万5000円、パンツ10万5000円/すべてディオール オム(クリスチャン ディオール 0120-02-1947) 

赤×黒のボーダーニットを合わせたタイトなグリーンスーツや、同じくグリーンのリアルファー付きのモッズコートには、どこかユースカルチャーのムードが漂う。ピリッと張り詰めたような緊張感が、夜の街によく似合う。

 

ジャケット28万円、ニットポロシャツ12万5000円、中に着たシャツ6万5000円、パンツ9万6000円、スニーカー12万円/すべてディオール オム(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)

ブランドを象徴する「スカー」のステッチで閉じたラペルホール、4Bの変形ダブルブレスト、スーツの芯地を思わせる生地を使ったフェイクレイヤード。テーラードにはまだ遊ぶ余地がある。そんな意気を感じる仕様の数々。Vゾーンは、黒シャツの上から着たニットポロで飾った。

ジャケット27万円、ニット8万5000円、パンツ9万2000円、靴12万5000円/すべてディオール オム(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)

1947年、ムッシュ ディオールが初めてのオートクチュールのショーで発表した「バー」ジャケット。メゾンの伝説的なアイテムを再構築することで、メンズのアイコン的存在であるブラックスーツは新鮮さを取り戻す。ムッシュへのリスペクトを込めた、クリス・ヴァン・アッシュのアプローチが秀逸だ。

 

ブルゾンを着た男性●ブルゾン28万円、ニットポロシャツ9万2000円、中に着たシャツ6万5000円、パンツ12万5000円、スニーカー10万5000円、コートを着た男性●コート35万円、ニット13万5000円、パンツ10万5000円/すべてディオール オム(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)

コートを着た男性●キャメルと黒のツートーンデザインがアウトドアライクなナイロンコートに、トライバルモチーフのジャカードニットをイン。仕上げは同系色のスラックスで。モードであっても、アウトドアであっても、トラッドであっても、好きなものを好きなように着る。このミクスチャーの手法はストリートで学んだこと。それが我々のリアルであり、変わらない価値観の根底にあるものだ。

ブルゾン28万円、ニットポロシャツ9万2000円、中に着たシャツ6万5000円、パンツ12万5000円、スニーカー10万5000円/すべてディオール オム(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)

ドロップショルダーの短丈ブルゾンの背面には、左胸と同じくディオールのアトリエのアドレスが刺繍されている。その下にあるのは、レイブシーンの象徴という“タトゥー”モチーフだ。時代を変えた’90年代ムーブメント。その熱狂に向けたクールな眼差しが、次なるファッションのうねりを作り出す。

 

田邉 剛=写真 荒木大輔=スタイリング 松本和也(W)=ヘアメイク

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