あの頃はずいぶんアッチの渋カジに熱を入れたけど、今はコッチの“渋カジ(渋いカジュアルスタイル)”が俺たちの等身大。デニム選びに合わせるモノ選び、渋カジが板につく4つのヒントをご紹介する連続企画。
ふたつ目のヒントは「インする」「アウトする」で大きく見違えるシャツのマル秘テクニック。これで俄然こなれた印象に!
無造作が一番! シャツのタックイン
ひと昔前は、シャツの裾をタックインするなんて、古臭いオッサンの着こなしという扱いだった。それが近頃は事情が変わってきた。
巷では無造作にたくし込むのが渋くてイケてるって時代が巡ってきたのだ。当然そのアドバンテージは、俺たちオッサンにある!
ゆったり仕立てのシャツをラフにイン。オヤジに見えない、こなれ感の秘訣
裾をピッチリとキレイに入れず、ワンクッションを目安にラフにたくし込むのが、こなれて見える秘訣。またシャツを1枚で着るならジャストフィットでなく、ゆったりシルエットや大きめサイズを選ぶと今どきのバランスに。
袖の無造作ロールアップやノーベルトも効果絶大!
タックインにこなれ感を演出する有効テクニックとして、袖の無造作ロールアップやデニムのノーベルトを推奨。またオープンカラー、両胸フラップポケットなどポイントのあるデザインをチョイスすると、“シャツイチ”でも味けない印象に見えない。
ベルト&小物の色合わせでさりげなくも上級な装いに
ベルトを巻くならゴツい一本でなく、細幅のタイプが今の気分。その場合はバックル&レザーと、腕時計のケースやストラップのカラー、またシューズの色合いを合わせるのがお洒落のセオリーだ。
こうしたこまやかな配慮が、ファッションのイロハを知り尽くした大人の経験値の見せどころになる。
>「渋(い)カジ」が板につく4つのヒント【その1】ジャケット選び はコチラ ササキヨシヒロ=写真 村上忠正=スタイリング MATSU KAZ(3rd)=ヘアメイク