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なんでこんなに好きなのか? 大人になっても「NOデニム、NOライフ」な8つの理由〈後編〉

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改めてデニムと向き合う。そこで気付いたんだ。デニムがあるからできるあんなコトやこんなコトが、山ほどあるということを。

新しいブランドと出合えたり、小さな変化に心を動かされたり……。そして、そんなデニムが大好きだということを。

前編に続き、後編へ突入!


デニムがあるから僕たちは……
⑤思わずワクワクするような新しいブランドとの出会いがある

デニムは羅針盤だ。ブランドはデニムで方向性を示唆できる一方、僕らはそれを基準に選べるから。デニムに惚れることは、ブランドの哲学に惚れることと同義。それゆえ僕らはいつも新たなデニム探しの航海に、胸を弾ませる。そうしたワクワクをもらえるブランドを、ここに集めた。

デニム2万円/ユアセルフ(Name 03-6416-4860)、ジャケット6万3000円/コバート(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 03-5772-5501)、Tシャツ1万5000円/ストーンアイランド 03-6271-4654、スニーカー1万500円/ヴァンズ(ピルグリム サーフ+サプライ 03-5459-1690)

まずは今季より始動した新ブランド、ユアセルフは、“不自由な格好良さ”を掲げ、33インチと38インチの2サイズのデニムのみを展開。どのサイズをどう着るかは、あなた(yourself)次第というわけだ。


デニム2万2000円/キジ(ブルーム&ブランチ青山 03-6892-2014)、ブルゾン9万2000円/サカイ 03-6418-5977、Tシャツ6800円/オーラリー 03-6427-7141、スニーカー6万2000円/ピエール アルディ(ピエール アルディ 東京 03-6712-6809)

日本の物作りに敬意を表したブランド、キジは「生地」選びに注力。一年を通して快適に過ごせるよう、コットン×テンセルのさらりとした仕上がりはまさに新感覚。


デニム2万4000円/ツキ(ハバダッシュリー 表参道店 03-5774-1760)、ニット4万2000円/オーラリー 03-6427-7141、ブーツ3万7000円/アグ×サカイ(サカイ 03-6418-5977)

最後はツキ、性別の区分をしないボトムスブランドだ。ヘヴィな14オンスのデニムをマリンパンツに仕立てた本作。女性にはちょうどいいかもしれない短丈もご覧のとおり楽しめる。


デニムがあるから僕たちは……
⑥小さな変化であってもたまらなく心を動かされる

共通点はその生地。あとはどうであってもデニムはデニム。遊心に溢れる楽しいヤツから、ギミックのさりげなさにセンスを感じるヤツまで、ディテールやデザインの多様性ものみ込む魅力がある。ここに挙げるのは、間違いなくディテールで惚れ込める3本だ。

デニム4万9000円/ディーゼル ブラック ゴールド(ディーゼル ジャパン 0120-55-1978)、コート9万円/ビズビム(F.I.L. TOKYO 03-5725-9568)、Tシャツ4600円/アダム エ ロペ 0120-298-133、ブーツ5万円/A.P.C. 03-3710-7033、サングラス3万8000円/ネサーンス(レイク・タホ 03-5708-5757)、腕時計18万5000円/ハミルトン(スウォッチ グループ ジャパン 03-6254-7371)

まず1本目。注目は腰回り右側の、前後を入れ替えたようなデザイン。フロントにバックヨークやポケット跡をあしらいヒップ側のデザインを採用する、独特なクレージーパターンだ。「よく見れば」というところに男心をくすぐられる。


デニム2万2000円/リビルド バイ ニードルズ(ネペンテス 03-3400-7227)、ジャケット2万8000円/ケープハイツ(グリニッジ ショールーム 03-5774-1662)、シャツ2万8000円/マイシンクス(RHC ロンハーマン 045-319-6700)、スニーカー1万5000円/アディダス オリジナルス フォー ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 03-5772-5501)

次いで、シルエットを調整できるファスナーを背面に、それぞれ2本ずつ付けた手法が独創的なリメイクブランドの1本。フロントはいたってノーマルだが、後ろ姿が個性的で楽しい。


デニム3万5000円/ニート(にしのや 03-6452-6934)、シャツ1万9000円/エイチ ビューティ&ユース 03-6438-5230、Tシャツ6000円/サタデーズ ニューヨーク シティ 03-5459-5033、スニーカー4万5000円/ソロヴィエール(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 03-5772-5501)、胸に掛けたメガネ3万円/アヤメ 03-6455-1103

ラストは腰元に配置された左右2本のインプリーツが特徴的。’40年代のイギリス軍のオフィサーパンツが元ネタになっているという。楽しみ方は三者三様、個性を見せるのか隠すのか。はきたくて、ウズウズしてこない?


デニムがあるから僕たちは……
⑦はかないデニムも好きなんだ

着込むほどに味が出る。インディゴ染めの綾織り生地の魅力は、アウターとなっても低下することはない。むしろデザインの幅広さから、楽しめるチャネルが増えることを喜びたい。

左●ジャケット5万8000円/ファセッタズム 03-6447-2852、パーカ1万9000円/RHC(RHC ロンハーマン 045-319-6700)、パンツ3万2000円/キャプテン サンシャイン 03-5793-8588 右●コート7万9000円/マッキントッシュ(マッキントッシュ青山店 03-6418-5711)、ニット2万8000円/ザ ナーディーズ(ビン 03-6416-0634)、パンツ2万8000円/ウル(スタジオ ファブワーク 03-6438-9575)、サングラス5万5000円/アイヴァン 7285(アイヴァン 7285 トウキョウ 03-3409-7285)、腕時計53万円/オメガ 03-5952-4400

左は、パリのモードを牽引するジャパンブランド、ファセッタズムより。肩位置がドロップしたワイドシルエットのGジャン。ヨークから袖にかけて入る起毛したリブが、唯一無二の存在感。

右では、英国の正統派ブランド、マッキントッシュのステンカラーコートが、あのゴム引きではなく、日本製の生デニムに生地替え。一昨年から始まる取り組みで、なかでも評価の高い逸品。育てる楽しみもある。


デニムがあるから僕たちは……
⑧理屈や規律に縛られずいつだって自由でいられる

デニムをはきこなすルールが知りたい? そんなものはない(はずだ)。カラー、シルエット、レングス、裾の処理……。

長い歴史のなかで、どんなムーブメントのなかでも姿形を自在に変えながら、常に真ん中に鎮座してきた。それは、自由な存在であることの証し。反体制の看板を背負った時代もある一方、最近ではデニムの制服を採用する工房・企業などもあると聞く。

いよいよジャンルレス、ボーダレスの様相。だからこそ、そのはきこなし方に理屈や規律はない。

ジャケット3万8000円/N.ハリウッド(ミスターハリウッド 03-5414-5071)、Tシャツ5800円/ウィンダンシー(レイク・タホ 03-5708-5757)、デニム3万6000円/マイシンクス(RHC ロンハーマン 045-319-6700)、スニーカー1万円/ヴァンズ(ビリーズ エンター 渋谷店 03-5466-2432)、サングラス4万円/アヤメ 03-6455-1103、ブレスレット5万9000円/ノンネイティブ×エンド(ベンダー 03-6452-3072)、腕時計9万1000円/ハミルトン(スウォッチ グループ ジャパン 03-6254-7371)

例えば、デニム・オン・デニムだって、上はブラックで下はブルーの一見チグハグな組み合わせも、自由に楽しめばいい。なんていいながら……オーバーサイズトップスにタイトボトムスでバランスを取ってみたり、上下のフェイド感を揃えてみるなど、細かな微調整があるっていうのはここだけの話。


まあ、結局のところ、こだわるも自由。縛られたくないからこそ、僕らはこれからもデニムをはきたくなるのかもね。


川田有二=写真 菊池陽之介=スタイリング 勝間亮平(masculin)=ヘアメイク 髙村将司=文

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