いわばTシャツは夏のユニフォームだ。とはいえ、新たなシーズンが開幕してもレギュラーから外れるわけもなく、スタメンとしての活躍は続くのが実際のところ。
あとは、いかに夏を感じられる一枚をマウンドに送り込むか。近頃は、大人のTシャツ=無地が主流だが、気分がアガるという点では、やはりプリントものにかなわない。夏を終わらせたくない男たちが袖を通すべき、最新プリントTをお届け。
①「サーフ イズ デッド」のTシャツ
西海岸のサーフカルチャーに影響を受けるLAブランドの1枚は、ヒネリの効いたアイロニーなグラフィックや、ノスタルジックな雰囲気がイカしてる。
②「ヌメロ ヴェントゥーノ」のTシャツ
砂漠に突如現れたモーテルとプールの看板の写真をワッペンであしらったこちら。映画『パリ、テキサス』を思い起こさせる1枚。
③「イエスタデイズ トゥモロウ」のTシャツ
胸ポケットに刺繍で描かれているのは、ベトナムのサンドイッチであるバインミー。常夏のイメージが強い国のソウルフードだけに、終わらない夏の気分が盛り上がる!?
④「タンタン」のTシャツ
Tシャツの人気モチーフに「カレッジロゴ」や「ボックスロゴ」があるけれど、それをタイポグラフィーを使ってある意味ド直球に表現(笑)。こういう遊び心は何歳になっても忘れたくないよね。
⑤「ディーゼル」のTシャツ
文字の一部をテープで隠したようなプリントがユニーク。そのラスタカラーも相まって「NO RAVE, NO LIFE!」。パーティを忘れちまったお前たちに。
⑥「オフショア」のTシャツ
西海岸サーフブランドからは、ブルーのグラデーションが見た目にも爽やかな1枚を推奨。ぱっと見はサーフィンがモチーフとわからないプリントは、技ありでしょ。
清水健吾、鈴木泰之、蜂谷哲実(hachiya studio)=写真 松田有記、星 光彦、伊藤良輔、稲田一生=スタイリング 川瀬拓郎、いくら直幸、髙村将司=文 長谷川茂雄=編集